世界の街を歩くほどに増える
スノードーム
小林 新
スタイリスト
「意図的に“集めた”というより、気づけば“これだけの数”と言う方が正しいかも……」
小林さんの自宅の棚には世界の約30都市、37個のスノードームが賑やかに飾られている。
「旅の時間や記憶が合わさることで、1個たった5ドルほどの既製品が特別な一点ものと化す。これだけの数が集まると、せっかくなら増やしたいという欲が最近になって出てきた。次に渡航するなら、スノードーム収集の名目で、自分史上未開の地へ行きたい。北欧か、アフリカか……。たかがスノードームかもしれないが、冒険心を持ち続けられるモチベーションにもなっている」
「この先もなくなることはない土産品の定番だから、収集し甲斐がある」と、旅の恒例にして早10年以上。何度も訪れた地では、デザインの違うものを購入。その時のフィーリングで選び、キラキラ光るものより、白い砂が舞うタイプの方が趣味に合うという。