最も旬な女優。ステイシー・マーティンを知るための10のこと

最も旬な女優。ステイシー・マーティンを知るための10のこと

『ニンフォマニアック』でシャルロット・ゲンズブールの若かりし頃を体当たりで演じ、鮮烈なデビューを飾ったステイシー・マーティン。『グッバイ・ゴダール!』では、フランス映画界の巨匠、ジャン=リュック・ゴダールのミューズであり妻であったアンヌ・ヴィアゼムスキーを好演。実年齢よりもずっと若々しく見え、スクリーンでは10代のような瑞々しい美しさと未完成なあどけなさを見せるステイシー。実際に話をしてみると、表情に女優としての貫禄がにじみ出ていることに驚く。彼女の “いま”を知るべく、10の質問をした。


ステイシー・マーティン

── Q1. ­­イギリスとフランスの血を引いていますが、どちらの文化に親しみを感じますか。

どちらも大好きです。今はロンドンに住み、仕事を始めたのもイギリスなので、大人になってからは英国とのつながりは強いと感じでいます。ただ、ルーツは間違いなくフランスにあると思います。

 

── Q2.子供の頃に日本に住んでいたと伺っていますが、久しぶりに訪れた感想を聞かせてください。

大人になってから訪れると、また違った過ごし方が楽しめるのでいいですね。7歳の頃に日本に住んでいたときに父が原宿の竹下通りにPRSというヘアサロンで働いていて、そこで多くの時間を過ごしたのがいい思い出です。ひと夏、日本の小学校に通っていたことと、メトロカードを集めていたことも懐かしいですね。

 

── Q3.演技の道に進んだきっかけはなんだったのでしょう。また『ニンフォマニアック』への出演は、ご自身にどのような影響がありましたか。

授業で演技を学んでいるときは、仲間とひとつの舞台を作りあげていくことに夢中でした。クリエイティブな活動はとても自分らしいことのように思えたんです。ラース・フォン・トリアー監督の作品への出演は、自分が演技を仕事にできるという自信になり、大きな転機となりました。あの役をもらえなかったら、役者になっていたかわからないですね。

ステイシー・マーティン

── Q4.今までの活躍を見て、演技への情熱を感じます。息抜きに、楽しみにしていることは何でしょう?

旅行に行くことです。あまり計画を立てすぎずに、携帯電話が使えないような、手つかずの自然が豊かな場所が好み。去年の夏はコスタリカへ行きました。

 

── Q5.女優として心がけているマイルールはありますか。

怖がらないこと。もちろん、周囲への感謝は忘れずにはいたいと考えていますが、それと同時に自分が信じていることに反する時は「NO」と言うことも大事にしています。

 

── Q6.影響を受けた俳優、またはファッションアイコンがいたら教えてください。

ジーナ・ローランズとクラウス・キンスキー。彼らの革新的な演技には、常に魅了されていますね。ジェーン・バーキンは、ファッションのスタイルを確立した女性だと思います。作中でも冒頭はゴダール作品へのオマージュとして60年代のファッションを衣装で纏っていますが、後半になるにつれバーキン風の70年代スタイルに変化していくのも見どころです。

ステイシー・マーティン

── Q 7.本作で、一番気に入っている衣装はどれですか。

パーティの後に通りを歩くシーンがあるのですが、そこで着用した〈VALENTINO(ヴァレンティノ)〉の黒いミニドレス。シーンにマッチしていたので、大好きな衣装です。撮影後にプレゼントしてもらえたので、とてもラッキーでした。

 

── Q 8. レッドカーペットでは、どのようなメイクアップが好みですか。

普段はノーメイクで保湿剤しか使っていないのですが、レッドカーペットでは、服装によってアイラインか赤いリップいずれかを取り入れることが多いです。

 

── Q 9.ジャン=リュック・ゴダールの映画で好きな作品はありますか。

『恋人のいる時間』。手だけを映して恋人の心情を表現するシーンは、本当に美しいと思います。この手法は当時のゴダール作品によく見られ、今回の作品でも取り入れられています。

 

── Q 10. ルイ・ガレルは二枚目俳優としてではなく、天の邪鬼なキャラクターがコミカルでした。彼との共演はいかがでしたか。

今回は、監督がルイ・ガレルらしさを削ぎ落としたいという狙いがあったようです。彼の美しい髪の毛は、監督のお願いによって2か月間、真ん中だけ剃られてしまいました(笑)。最初は彼も気が乗らないようでしたが、それを受け入れてくれたとき、まるでパズルのピースがあったかのように映画の世界観がまとまりました。

ステイシー・マーティン


『グッバイ・ゴダール!』

監督:ミシェル・アザナヴィシウス
出演:ルイ・ガレル、ステイシー・マーティン、ベレニス・ベジョ
配給:ギャガ

7月13日(金)新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座他全国順次公開
© LES COMPAGNONS DU CINÉMA – LA CLASSE AMÉRICAINE
– STUDIOCANAL – FRANCE 3.
http://gaga.ne.jp/goodby-g

グッバイ・ゴダール!

Stacy Martin ステイシー・マーティン

1991年1月1日、フランス・パリ生まれ。両親の仕事の都合により、7才から13才にかけて日本で暮らす。10代の頃から、ファッションモデルとしてキャリアをスタート。イギリスで演技を学んでいる時に、ラース・フォン・トリアー監督『ニンフォマニアック』(2013年)でデビュー。その後、『シークレット・オブ・モンスター』(15年)、『五日物語 3つの王国3人の女』(15年)、『ハイ・ライズ』(16年)など話題作に次々と出演。その他、Miu Miu初となるフレグランスのキャンペーンも飾る。

Photo: Hiromi Kurokawa   Hair&Make-up: YOSHi.T (AVGVST)  Text: Aika Kawada  Edit: Kaori Nakamura

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