7月某日、アンダーズ東京にステラ マッカートニーワールドが出現した。ブランドの世界観をまるごと体感できる一夜限りの夢の国で、2018年スプリングコレクションの独占シューティングを敢行。2年ぶりに来日したステラ本人のインタビューも!
〈ステラ マッカートニー〉が東京にやってきた! 2年ぶりに来日したステラにインタビュー
カラフル&ポップな会場の中に東京らしいモチーフがちらほらと。ステラらしい楽しい演出。
鮮やかな色が目を惹くジャージー素材のイブニングドレスと、スケッチみたいなゴールドワイヤーのイヤリング。右; サファイアブルーのドレス ¥338,000、星モチーフのイヤリング ¥23,000 中央; リップスティックレッドのドレス ¥369,000、キューブモチーフのイヤリング ¥38,000
ライムイエローのドレス: ¥369,000、ト音記号モチーフのイヤリング ¥46,000*すべて予定価格(以上ステラ マッカートニー | ステラ マッカートニー ジャパン)
アーティストのウルス・フィッシャーによる“ALL IS LOVE”がトップやスカートのシーム部分を彩る。トップ ¥112,000、スカート ¥106,000、サングラス ¥43,000*すべて予定価格(以上ステラ マッカートニー | ステラ マッカートニー ジャパン)
スーパーレディに聞く、仕事のこと、家族のこと
「今回ウィメンズはいち早く2018年スプリングコレクションをお披露目しました。昨年スタートしたメンズコレクションにアディダスとのコラボレーションライン、靴やバッグ、それから新しい香水〈ポップ ブルーベル〉。最新の〝ステラの世界〟を皆さんに楽しんで体験してもらえてとてもうれしいです」
―常に新鮮でモダン、そして、ライフスタイルそのものを提供することがテーマですよね。
「洋服を作るだけのファッションデザイナーなんて、私は嫌なんです。女性の生き方そのものに寄り添えるファッションハウスにこだわります。このビジネスを通じて、サスティナビリティの概念を伝え、地球環境にアプローチしたい。そんなふうに、今あるべき〝ステラの世界〟を少しずつ広げ、時代の流れや使命を察知して方向性をシフトしていくイメージです」
―2018年スプリングコレクションのコンセプトは?
「驚きのあるシルエットとサスティナビリティの融合です。斬新なカッティングやパターンワークは、着る人の個性を引き立てるはず。声高に叫びはしないが、メッセージがにじみ出る。そんなスタイルをそろえました」 ―メッセージといえば、フィールドは違えど表現をし続けているエネルギッシュな父親(ポール・マッカートニー)から学ぶことはありますか。 「いつだって〝今、この瞬間〟というものに集中して、とことん楽しむところを尊敬しています。私は常に先々までのプランを立て、忙しく動くタイプなので」
―東京に1泊し、イベント翌日にはもう北京へ飛ぶという怒濤のスケジュール。ビジネスウーマンとして、そして母としても多忙を極めるあなたのリラックス法を教えてください。
「この仕事は生活の至るところにインスピレーション源があるから、なかなか完全にオフにはならないのですが、今一番ホッとできるのは映画を見に出かけることです。少なくとも携帯はオフにできるし(笑)、画面に集中できるから。でもやはり一番は自然の中で自分の馬に乗ることです。次日本に来るときは子どもたちを連れて東京でゆっくり過ごすことを目論んでいます」
ステラ・マッカートニー≫1971年生まれ。ファッションにおけるサスティナビリティをとことん追求。4人の子を育てる母でもあり、デザイナーという枠を超えた現代女性のロールモデル的存在。
南国の鳥モチーフはスプリングコレクションのキープリント。左; トップ ¥107,000、パンツ ¥112,000、シューズ ¥77,000、イヤリング ¥46,000 右; シャツ ¥115,000、スカート ¥100,000、シューズ ¥115,000*すべて予定価格(以上ステラ マッカートニー | ステラ マッカートニー ジャパン)
ステラ・マッカートニー(向かって時計台の右)と2018年スプリングコレクションを纏った14名のモデル。日本からはCHIHARU(前列左端)、福士リナ(右端)、江原美希(前列右から2番目)、KOuKA(前列右端)の4名が参加。