『相棒』マニアのGINZA取材班、杉下右京さん、もとい、水谷豊さんに会いたい!と東映撮影所へやってきました。しかし広い撮影所内、どこにいらっしゃるのかわかりません。キョロキョロすることしばし。休憩中の右京さんを発見! きゃ〜っ! テンションマックスで手を振る取材班。それを見かねた水谷さん、「おやおや。どうしましたか?」とインタビューに答えてくれました!
撮影中に恐縮です! あの、いまは何話目を撮影中なんですか?
「ちょうど(シーズン14の)16話と17話をやってましてね。明日ぐらいから18話、19話の撮影に入るんです」
いよいよ今シーズンのクライマックス! 気になりますねえ。ところで、『相棒』はプレシーズンから数えれば今年で16年目。水谷さんにとってどんな存在のドラマですか?
「『相棒』というタイトルのひとつのドラマではあるんですが、そこにはいろんな世界があるんですね。毎回いろんなシチュエーションで、いろんなドラマが展開される。だから、やってもやっても、まだまだ知らない世界が、新しい世界があるんです。これは、そもそもなぜ役者を続けていられるのかというのと同じなんですね。人への興味なんです。人って、どんなに仲のいい人でも、たとえ肉親であっても、わかっているようで、わからないでしょ。それを追究できるのが役者という仕事の、このドラマの面白さだと思うんです。だから飽きない。よく、いつまで『相棒』をやるんですか?って聞かれるんですね。一生やめないでくださいとも言われるんです。ドクターストップという言葉がありますが、『相棒』は〝ゴッドストップ〟がかかるまでだなって(笑)。神様がもういいと言ってくれるまで、やろうかなって」