デジタルファブリケーションで、衣服制作を行う理彩子さん。服を作る際にいつも利用している工作スペースやアイデアを得るために訪れる、大切な場所とは?
デジタルファッショニスタ・理彩子さん、私の行きつけ教えます!
TACO RiCO
野菜や肉など、中身は自分好みにアレンジ。メキシカンシェフオリジナルレシピのブリトーはグリルチキン(¥800)が一番人気。
こちらは昨年9月にオープンした愛宕グリーンヒルズ店。
タコス、ブリトーはテイクアウトも可能。豚肩ロースのカーニタス*2ピース(¥700*共に税込み)が定番。
本場のブリトー&タコスを完全再現、
ワンハンドフードでうれしいランチ
コーントルティーヤを1枚1枚手焼きし、手作りにこだわる。「野菜たっぷりのブリトーやタコスは、決してジャンクじゃないんです」とオーナーの北島昇さん。味の決め手のサルサは、北島さんをタコスに目覚めさせたサンフランシスコの名店からレシピを継承。いまでは近隣のアメリカ大使館職員もお気に入り。「作業の合間に行きます」とTechShopのそばのアークヒルズ店を愛用する理彩子さんのように、忙しい女子の味方だ。
住所: 東京都港区愛宕2-5-1 愛宕グリーンヒルズMORIタワー1F
電話番号: 03-6452-9335
営業時間: 11:00〜20:00、土10:00〜15:00
定休日: 日祝
TechShop Tokyo
電気溶接は講習を受けたら作業可。
ワークショップも随時開催、ビギナーも挑戦できる環境。1日利用¥4,500などさまざまなプランが。
電気溶接で金属加工すればこんなオブジェも楽々。
細かい刺繡もデジタルデータを持参すれば簡単。
本格的な工作機械を気軽に使える
クリエイターの製作拠点
理彩子さんが服を作る際に使うレーザーカッターや3Dプリンターなど、個人ではなかなか所有できないプロ仕様の工作設備が使える施設。これが、六本木のアークヒルズという都会のド真ん中にあるのだから驚き。「2016年オープン当初から通っています。会員制で事前予約をすれば好きに機械を扱えるし、店員も知識がすごいので、わからないことがあると教えてもらえて頼もしい!」
住所: 東京都港区赤坂1-12-32アーク森ビル3F
電話番号: 03-5797-7110
営業時間: 10:00〜23:00(土日〜21:00)
定休日:不定休
根津美術館
入り口から館に沿ってのびる竹の回廊。
「NEZU CAFÉ」にてお抹茶セット*季節の和菓子付き(¥1,300)。写真の「侘助」は現在終了。
[燕子花図屏風]の香り袋「燕子花」¥880、伝狩野山楽作の椿がモチーフの[百椿図]マスキングテープ ¥600。企画展入館料一般 ¥1,100*すべて税込み
ものづくりのルーツであり、
刺激を与えてくれる美術館
「初めて1人暮らししたマンションが近く、祖母が教えていた茶道にデビューしたのもこの庭園内の茶室。展示作品はものづくりのヒントになっています」と、理彩子さんにとって根津美術館は大切な場所。国宝や重要文化財を含む作品約7400件が所蔵され、なかでも国宝[燕子花図屏風]の公開時には多くのファンが詰めかける。「美しい庭園を散歩した後に、美術館を出て西麻布方面へ歩く、その道のりも好きです」
住所: 東京都港区南青山6-5-1
電話番号: 03-3400-2536
営業時間: 10:00〜17:00(最終入館は16:30)
定休日: 月(祝の場合翌火)、展示替え期間
Photo: Kenya Abe, Yoko Tajiri Text: Kahoko Nishimura