年末年始の長い連休。せっかくだから“いいお休みを過ごせたな”と思えるアイディアが知りたいな。素敵なモノやコトに詳しいあの人の、休日の過ごし方をちょっとのぞき見。チャーミング・バスターズ・クラブ、中山ヴェロニカ双葉さんの場合は?
中山ヴェロニカ双葉さんが冬休みにしたいこと「本格チャイ作り」
チャイ作りにチャレンジ
一段と空気が冷たくなって、長い冬が始まるのを肌で感じる時期になりました。寒がりで冷え性の私にとって最も厳しい季節、さむ〜い冬を乗り切るためには身体を温めることが最重要事項になります。そんな時、取り入れたいのが大好きなスパイス!摂取することで身体に様々な効果を発揮する魅惑のアイテム。今回はスパイスを楽しむのにピッタリな、チャイ作りに挑戦しました。
今回は私のスパイス師匠で、カレー屋さん「indigo and books」を営む藍子さんにレシピを教わりました。
使用した材料は、紅茶、牛乳、甜菜糖、シナモン、生姜、カルダモン、馬告(マーガオ*馬告がない場合は黒胡椒で代用可)。今回は水と牛乳を合わせて1000mlに対して、写真の分量を使いました。
紅茶はCTC(Crush/Tear/ Curlの略)という、ころんと丸まった形に仕上げたチャイ向けの茶葉を使います。スパイスは身体を温める効果のあるものを選びます。今回、黒胡椒の仲間で希少な馬告が手に入りました!
まずは鍋に水を入れて火をかけ茶葉とスパイス、薄切りにした生姜を入れます。(*水の状態で茶葉やスパイス入れてOK)スパイスはホールのまま入れると香りがふわっと広がるように立ち、挽いてから入れると鼻に抜けるようなダイレクトな香りがします。それから水が濃い茶色になるくらいまで、ひと煮立ちさせます。
つぎに、牛乳を入れます。牛乳の乳脂肪分によって、さっぱりした飲み口や濃厚な味など好みに調整できます。牛乳の分量を水より多くすれば、より濃厚な味わいに。
色を見て茶色が薄ければ茶葉を足してもOK!甜菜糖も入れて、火力を上げて吹きこぼれる手前まで煮立たったら一旦火を止め、またポコポコと泡立つくらいの火加減で15分煮出します。味見をして、必要なら甜菜糖で甘さを足しておきます。煮詰めたあとの味をイメージして量を決めてください。
仕上がりの色味は、このくらい(上写真)になるのが理想。紅茶が薄いと味がボヤけるので、これを目安に好みの濃さに仕上げてください。こしながら容器に移し替えたら完成です。
藍子さんが大事にしていたのは色、味、香りを五感で確かめること。牛乳と水を飲みたい量にして、その量に対し目と舌と鼻でチェックして材料を加えていき、好みの味にするのが本場のインドのやり方だと教わりました。
分量やレシピに捉われず自分の感覚で作れば、普段から気軽にチャイ作りにトライできそう。この冬はチャイを飲んで、あたたかく過ごしたいです!
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中山 ヴェロニカ 双葉
セレクトショップの販売員を経て、現在フリーランスモデルとして活動。祐天寺の古着屋「garden730」で働きながら、DJとして鋭意修行中。三軒茶屋『天狗食堂』を中心に出没。「ヘンタイキャンプ」「slow burnin’man」などの野外イベントにも出演。ヒッピーになるのが夢。趣味はお散歩とサイクリング。(プロフィール写真:kosuke aoki)