年末年始の長い連休。せっかくだから“いいお休みを過ごせたな”と思えるアイディアが知りたいな。素敵なモノやコトに詳しいあの人の、休日の過ごし方をちょっとのぞき見。チャーミング・バスターズ・クラブ、可児レナさんの場合は?
可児レナさんが冬休みにしたいこと「イラストを描く」
年賀状を手作り
クリスマスの後は、街の雰囲気が閑散としていてなんだか寂しいので、家でじっとしていることが多いです。オイルヒーターの前で温かい飲み物を片手に、黙々と絵を描くのが恒例の冬休みの過ごし方。何を描くかは気分次第なのですが、この時期はまず年賀状作りから。お気に入りのアートブックをパラパラめくり、アイディアを固めるところから始めます。
意匠の天才 小村雪岱
小村雪岱は大正時代から昭和初期にかけて活躍した日本の画家。余白を最大限に活かした絶妙な構図と見る人の笑いを誘う作風に惹かれました。
The V&A Collection of Pattern & Ornament
今年の夏、ロンドンの美術館で購入した図鑑。「The V&A Museum」に所蔵してある洋服や、装飾品の柄が一冊の本に収められています。柄ものが好きなら、眺めるだけでワクワクすること間違いなし。分厚い本を頑張って持って帰ってきたのですが、帰国後調べるとアマゾンで入手可能なことが発覚。気になる方は是非ポチってください。
題材と構図が決まったら、いよいよ描いていきます。私は、アイパッドと水彩を組み合わせて描いています。色だけはこだわりたくて、色々な画材を試し、ついに見つけたのがこちらの2つ。
サンフランシスコの絵の具屋さん。すべてハンドメイドで、とにかく発色が美しいです。絵の具はバラ売りされているので、自分の好きな色でパレットを組むことができるのも魅力です。ムラになりにくく扱いやすいので初心者にもおすすめ。素敵な色のパワーに元気をもらえます。
こちらも色がとにかく綺麗。文房具屋さんで販売しているコピックペンと似ていますが、トーンがかなりビビッド。水彩絵の具よりも手軽に色付けできるので、愛用しています。
絵の楽しいところは、なんでもありだということ。私の場合、自分では手が届かない洋服を動物達に着せて楽しんでいます。
皆さんもこの冬は、色々と妄想を膨らませながら絵を描いてみてはいかが?
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可児 レナ
チャーミング・バスターズ・クラブのメンバー。中学から3年間、オーストラリアで過ごす。大学では建築やプロダクトデザインについて勉強しながら、女性誌のウェブコンテンツでライター&イラストレーターとしても活動。現在はOL。