06 Aug 2018
大人のための秘密基地、ブックホテル箱根本箱が誕生

本を読むために旅に出る、そんな休日があってもいい。2018年8月、箱根強羅に国内外の良書を集めたブックホテル〈箱根本箱〉が開業する。本との距離が縮まり、本と一緒に暮らしたくなるような様々な仕掛けが散りばめられている。
本に囲まれて滞在する休日
日常生活で本と接する機会が減りつつある今、本と生活が密着した心地よい空間に滞在しながら、本を読む楽しさ、本と向き合う喜びを味わって欲しい。そんな思いから〈箱根本箱〉はスタートした。館内には、ブックホテルだけでなく、ブックストア、レストラン&カフェ、ショップ、シアタールームなどを設置し、大人のための秘密基地として様々なコンテンツを発信する。
本のディレクションは日販によるブックディレクションを手掛ける〈YOURS BOOK STORE〉、施設のプロデュース&ディレクションおよびオペレーションは、新潟県南魚沼市のライフスタイル提案型複合施設『里山十帖』を手がける〈自遊人〉が担当する。
BOOK HOTEL
全室に温泉と本棚を設置
ホテルの客室は6タイプ、全18室。インテリアはそれぞれ異なり、全室に源泉掛け流しの温泉露天風呂と専用の本箱を備える。半数以上の客室からは大文字焼で有名な明星ヶ岳や、金時山などの箱根外輪山が望める。読書に疲れたら、温泉に浸かってリフレッシュ。
宿泊費は1泊2⾷付で¥18,321〜(2名利⽤時の1名料⾦)。
BOOK STORE
館内の本は全て購入可能
『箱根本箱』は手にとった本が実際に購入できることをコンセプトにしている。新刊と古書、洋書あわせて約1万冊を取りそろえ、 箱根では最大規模の書店となる。宿泊者以外も利用可能だ。
スペシャル企画 あの人の本箱
各界の第一線で活躍する、本を愛する著名人が選んだオリジナル本箱「 あの人の本箱」が、客室を中心に館内の様々な場所に設置される。本箱は随時入れ替わるので、訪れるたびに楽しみがある。
「あの人の本箱」参加者
作家 石田衣良、作家・アーティスト大宮エリー、アーティスト 清川あさみ、女優 中谷美紀、写真家・映画監督 蜷川実花、作家・演出家・俳優 松尾スズキ 他
LOUNGE
開放感あふれるブックラウンジ
開放的な吹き抜けが印象的なブックラウンジ。ドリンクは全て無料。Wi-Fi完備なので、PCを持ち込んで仕事に没頭したり、のんびりお茶を飲みながら読書するのもいい。
RESTAURANT & CAFE
箱根発 ローカルガストロノミー
フードディレクターはミラノの「アンティカ・オステリア・デル・ポンテ」で経験を重ねた、佐々木祐治氏が担当する。 山並みを見ながら過ごせるオープンキッチンカウンターや個室で供されるのは、相模湾や駿河湾の魚介や、神奈川や静岡産の有機野菜や柑橘を主役にした自然派イタリアンだ。ヴィーガンやベジタリアンにも完全対応。2018年秋以降に、レストランの日帰り利用、アイドルタイムのカフェ営業を開始する。
メンバーシップ・プログラム 「本箱会」
2018年秋には、温泉、本箱ラウンジ、宿泊者専用ラウンジ、シアタールームなど、客室以外のすべての場所の利用が可能になるメンバーシップ・プログラム「本箱会」がスタートする。サテライトオフィスや別荘として、休日の過ごし方が変わりそうだ。
箱根本箱
所在地:神奈川県足柄下郡箱根町強羅1320-491
hakonemag.com
Text&Edit: Hiroko Chihara