生活の中に溶け込むように存在している、極プライベートなアイテム、声高に主張しないけれど、そっと暮らしを支えてくれている日用品。センスのいい人たちはいったいどこの何を使っているの? 機能、デザイン、色、手触りなど愛着やこだわりコメントつきでお気に入りラインナップをお楽しみください!
SUBU〈推薦者: 山藤陽子/ライフスタイルコーディネーター〉
キャンプ時などの簡単なはき物として企画されたダウンのように暖かいサンダル。内側は起毛、4層構造インソールではき心地ふかふか。「アウトドアやトラベル用を日常に使うのが好きで、このサンダルも室内ばきに」。豊富な色から山藤さんは黒をチョイス。SUBU BLACK INK ¥3,400(スブ | イデアポート)
Kitz-Pichler〈推薦者: エーブルソン友理/ポスタルコデザイナー〉
縮絨ニットが暖かく、天然ゴムのソールが丈夫で足音も静か。色展開が豊富で写真のワインのほか、水色なども。「祖母が愛用していた、オーストリア製のウールスリッパです。軽くて通気性に優れているうえに、洗濯機で洗えるんです」。ウールスリッパ サイズ37/39 ¥5,500(キッツ・ピヒラー | 九重)
トータス〈推薦者: 竹内優介/インテリアスタイリスト〉
ホテルやエアラインのビジネスクラスで採用される業務用。「スリッパは洗うのもめんどうで、まとめ買いして汚れたら取りかえる。パイル地がお風呂上がりにもちょうどよく、来客時にもどんどん出せます」。エクセレントタイプスリッパ サイズフリー 10足セット*不織布の個包装 ¥2,400(トータス)
&NUT〈推薦者: オモムロニ。/雑貨コーディネーター〉
業務用品や伝統工芸品などをリデザインしたオリジナルが得意なブランドより、アメリカ軍の医療機関の患者用をベースにしたスリッパ。「ユニセックスなデザインだから来客用に。普段はたたんでおけば場所をとりません」。ROOM FOOTWEAR レディス フリーサイズ23〜25cm 各¥1,800(アンドナット)
Fatima Morocco〈推薦者: 野口アヤ/ギャラリーオーナー、 ファッションデザイナー〉
かかとを踏んではくバブーシュは、モロッコの職人によるハンドメイドで、やわらかな羊革が足になじむ。「わが家のスリッパはすべてバブーシュ。お客様には無地、私と夫はスマイル刺繡入りでお出迎え。ベースの色は白と黒に統一しています」。スマイル刺繡バブーシュ L ¥4,000(ファティマ モロッコ)
BIRKENSTOCK〈推薦者: 長場 雄/イラストレーター〉
耐久耐水性に優れたEVA素材のビルケンを室内ばきに。「弾力があり軽いのでラク。風呂上がりに素足でも抵抗なく、汚れたら簡単に洗える。環境に配慮されている素材なのもポイントです」。アリゾナ EVAホワイト ¥4,500(ビルケンシュトック | ビルケンシュトック・ジャパン カスタマーサービス)
merippa〈推薦者: ツレヅレハナコ/編集者〉
1951年創業のカットソーメーカーによる、スリッパとソックスの中間的存在。リバーシブル!「自宅で原稿を書いていて足元が寒すぎるときの相棒。軽くて暖かく、じゃぶじゃぶ洗えてくるっと丸めて携帯も。毎年たくさん出る色柄から選ぶのも楽しい」。201808MRP27 M ¥4,600(メリッパ | メリッパ ハウス)
fruits of life × que〈推薦者: 田中美和子/インテリアスタイリスト〉
スタイリスト大橋利枝子のブランド〈フルーツ オブ ライフ〉と、靴のファクトリーブランド〈キュー〉のコラボ。柔らかなゴートスキン製。「スッとしたデザイン。クッションがソフトで足にフィットし吸い込まれるよう」。ルームシューズ ¥13,000(フルーツ オブ ライフ×キュー | フルーツ オブ ライフ)
Hender Scheme〈推薦者: 吉田 恵/スタイリスト〉
シューズを中心に幅広いレザーアイテムを展開するブランド。タッセルがアクセントのこちらは、シーズンごとに色や素材違いを展開。「私は家でほぼ裸足ですが、来客用に。いろんな色をそろえてもかわいい」。leather slipper 牛革 トープ ¥12,000(エンダースキーマ | スキマ 合羽橋)
semsem〈推薦者: 小林マナ/インテリアデザイナー〉
マラケシュを拠点に、現地在住の日本人デザイナー監修のもと、モロッコ人クチュリエとともにプロデュース。中間色にこだわり染色した配色がきれい。「私は白系、夫はグレー系の色違いをセレクト」。バブーシュ・コンビネゾン ネージュ×グリ/薄墨×つるばみ 39/42の男女フリーサイズ 各¥5,000(スムスムスムスム)
デイリーユースの愛用品を教えてくれたみなさん!
ライフスタイルコーディネーター
山藤陽子
「YOKE.」代表。シルクのラウンジウェアを中心としたオリジナルラインも人気。
ポスタルコデザイナー
エーブルソン友理
共同創業者としてポスタルコ設立。グラフィックデザイナーとしても活躍中。
インテリアスタイリスト
竹内優介
「Laboratoryy」所属。壁や収納、出窓までDIYした部屋に住んでいる。
雑貨コーディネーター
オモムロニ。
雑貨やギフトのセレクトを行う。文藝春秋より『DAILY GIFT BOOK』発売中。
ギャラリーオーナー、
ファッションデザイナー
野口アヤ
2020春夏、サステイナブルを意識した新レーベル〈ayanoguchiaya〉がスタートする。
イラストレーター
長場 雄
独特なタッチで描く作品が人気。自宅も作品と同様にシンプルなのだそう。
編集者
ツレヅレハナコ
食を愛する編集者。近著は『ツレヅレハナコのホムパにおいでよ!』(小学館)。
インテリアスタイリスト
田中美和子
スダンダードを応用するスタイリングに定評あり。冬はスキーを楽しむ(仕事も)。
スタイリスト
吉田 恵
忙しくてもパリコレに足を運び、最新のモードの知識をチェックしている。
インテリアデザイナー
小林マナ
設計事務所「ima」主宰。プライベートでは動物保護団体でのボランティア活動も。
Photo: Naoki Seo Text: Rie Ishikawa