優れた美的センスを持つファッションクリエイターはどんな暮らしをしているのだろう?世界各国のデザイナーたちの自宅を訪問。心地よい空間づくりや家具の選び方、大切にしているオブジェまで、家とクリエイションの素敵な関係性が見えてきた。
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海外のデザイナーのインテリア vol.7|〈Osoi〉デザイナー・Heejin Kang
Heejin Kang
〈Osoi〉デザイナー
Seoul, KR
バッグ&シューズブランド〈オソイ〉を手がけるヒージンは、以前は自宅にオフィスを構えていた。
「仕事とプライベートの境界線がなくなり、気づけば日々、疲れてしまっていてプライベートと分けるため引っ越しを決心。今はオンとオフを切り替えるため最大限に努力しています」と話す。
リラックスできるよう壁や床はホワイトやクリームをベースに。内戸や窓など仕切りになる部分に木材を使用。すべてをウッドにすると重々しく、オールドな印象になってしまうので「クロムメタルの家具をポイントに異素材をミックス、カラフルで軽やかな感じのオブジェをプラスして、少しカジュアルな雰囲気を演出してみました」。
家で過ごせる時間は限られているが、それでも忙しい仕事を終えた平日はリビングで夫と一緒に夕食を食べ、好きな映画を鑑賞。週末には友人を招いて過ごすこともある。
「家ではできるだけ仕事のことは考えず、ゆっくり休みたい。でも、一番落ち着ける場所だからか、オフィスで考えが行き詰まっても家でふと座ったときなどに良いアイデアが浮かぶことがしばしばあります」
Photo: Jung Sang Wook Translation&Cooperation: Eri Masuda Coordination&Text: Aiko Ishii