13 May 2022
みんなのグリーン自慢 vol.3｜梶谷文雄・アーティスト
日々成長する植物を愛でれば、生活がもっと楽しくなる。眺めるだけでエネルギーをもらえる、緑とともに暮らすあの人の部屋は？ 温室のように草木が育つ部屋、光がふり注ぐテラスを覗いてみました。
梶谷文雄・アーティスト
扉を開けると、梶谷さん自作の大きな木枠とたくさんの観葉植物がお出迎え。
「大学で美術を専攻していたのでDIYは得意なんです。棚代わりにもなるし、上からつるすこともできる。最初は切り花を買っていたのですが、すぐ萎びるのが悲しくて。家族のように長く一緒にいたいと思い、多年草を育てるようになりました。最長は、7年前にIKEAで購入したガジュマルです」。
では、もし枯れてしまったら？ 「捨てずに、専用の花器に入れて新しい居場所を作ります。これなら寂しくならなくて済む。この先、もっと増え続けていくんだろうなあ」
季節の切り花とお気に入りのオブジェをデスクまわりに飾っている。
植物は作品制作の着想源。
ホワイトゴーストやコウモリラン、オーガスタなど30種類以上を育てている。ケンマートやオザキフラワーパークでよく購入するのだとか。
オークションサイトで手に入れたガラス棚には、ちりとりや植木ハサミを収納。
枯木を集めた花器。
苔はビニールシートに入れて水やりして常に保湿。
Profile
梶谷文雄 かじたに・ふみお
1993年生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科デザイン専攻修了。化粧品などのパッケージデザインを手がけるほか、植物をテーマにした絵画作品などを発表している。 Instagram
Photo: Reiko Toyama Text: Minori Okajima Edit: Sakiko Fukuhara
GINZA2022年3月号掲載
