モノよりコト投資な「経験ATM」のススメ。ライフスタイルをミニマルに

モノよりコト投資な「経験ATM」のススメ。ライフスタイルをミニマルに

新しいことを始めるのにぴったりなこの時期。すでに新年度に向けて準備が始まっているあの人は一体何に夢中なの?春を目の前に参考にしたいみんなのワクワク新習慣を集めました。


心機一転、何か新しいことを始めたい。毎年そう思う。で、振り返ってみると、目に見えるモノじゃないことに投資していることが多い。その昔、友人が「経験ATM」と言ってて妙に納得し、以来そういうつもりでやっている。よく考えたらATMって引き出す機会のことで、貯金とか投資みたいな意味じゃないんだけども。まあいいか。
経験ATM(しつこいけど使う)は、おもに消え物に使う。食事とか旅行とかももちろん含まれる。基本的には、自分の経験値UPのための投資。思い切って憧れのレストランや旅館へ、というのは誰しもやっているはず。だから、ここではコスパ重視のリニューアル法をあげてみます。

 

コスパ最高の英語学習アプリ

英語アプリ

英語力がいまいちあがらない…と思っていた時に出会ったのがこのアプリ。読みたい記事や本を見る時、ひたすら単語を調べている自分に気づき、これはいかんと。そこで、ひたすら単語を極めていくアルク「キクタン」シリーズのアプリを導入することに。
アプリはレベルごとに分かれた複数展開で、仕組みは単語帳と一緒。表に英単語、裏に意味とか用法が書いてある。1日16個ずつ覚えるルーティンを70日続けると、100%学習完了!となる。とくに例文を読みあげてくれるのがお気に入り。私は聞くだけではなかなか覚えられないので、その音声を真似して自分で声に出して読み上げていました。
課金もなし、1つ300円~500円程度なので、コスパは最高。電車の中とか、予定のない休日とか、暇な時間をつぶすにはもってこい。テレビで海外のニュースなんかを見る時に、その効果を実感できるはず。

 

自己満足な大人の遊び:香水を変える

香水

年齢を重ねるとともに好みも変わり、ハマり出したのが香水。20代は女性らしいフローラルなものが好きだったのに、30代に入ってからはウッディで落ち着いた香りに好みが激変。そこから追求の旅が始まったのでした。今はまっているのはFUEGUIA 1833という比較的新しいブランド。調香師のジュリアン・ぺデルはブエノスアイレス生まれで、南米の自然や景色、文学などをインスピレーションに、他にはない香りを次々生み出している。ショップにはフラスコがずらっと並んでいてラボラトリー(研究所)風。80種類以上ある香りから選ぶのは至難の業だけど、いずれも香りマニアの店員さんたちが親切に教えてくれます。
どれもお高めなので、吟味して買うことになるだろうと思ってお店に行ったのだけど、インスピレーションでこれ!となって即買い。しかも他にもいろいろ欲しくなってしまい、散財の予感・・・。

fueguiaの香水

日本に1店舗のみあるショップの様子。ボトルがずらりと並び、香りがフラスコに閉じ込められている。出典: http://www.fueguia.jp/news

香水は、同じ服でも全然違う気分にさせてくれるし、季節はもちろん、一日のうちのお天気や時間帯によっても、印象が変わる。そういう繊細過ぎる楽しみ方が今の気分。人にどう見られるか?を左右する対外的なアイテムとしても使われがちだけど、私は「自分のため」に選ぶし、買う。モノとしては液体のみ。一吹きいくら…?なんて貧乏性が発動しかけることも(笑)。でも、香水によって過ごす時間が優雅になるなら、お金をかける価値はじゅうぶんあると思います。

 

スキンケアのミニマル化

スキンケア

オイルはその後肌荒れやクマに効くというものを追加購入。後ろにあるのはボディオイル。

すごい敏感肌でもないはずなのに、乾燥しまくり。例年の花粉症をきっかけにアレルギー体質が高まっているのか、ちょっとした肌トラブルも出てくるようになった頃、カウンターで言われたのが「いろいろやり過ぎなんじゃないですか」ということ。え、結構シンプルですよ、と手の内を明かしたものの、「いや、多いですね」とあっさり。これは、オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーに行った時の話。
とりあえず、敏感肌でもOKのクレンジングウォーターと、オイルを購入。洗顔後のスキンケアをオイル一本に絞ってみた。カピカピになるのではと危惧していたのに、結果は真逆で意外にもしっとり。寒い冬の朝にふき取りで済むのも、驚異の1ステップでOKなのも楽ちん。今までは、年を取るほど手数も増やさないとまずいんだとばかり思いこんでいたけど、減らすという手もあるのだなあと新鮮な気持ちに。当然、アイテムが減るのでコスパも◎

こんなふうに、ミニマルにするとか、経験に投資するとかって、大人になったからこそできることなのかも、と思ったり。憧れは、大女優・高峰秀子さんが老後に家を減築したこと。鴨長明の方丈庵をモデルにしたのだとか。ミニマリストほどの勇気は当然ないけれど、自分が豊かになるために何が必要か、心機一転のこの時期に見直してみるといいのかもしれません。

Profile

柴原聡子

建築設計事務所や美術館勤務を経て、フリーランスの編集・企画・執筆・広報として活動。建築やアートにかかわる記事の執筆、印刷物やウェブサイトを制作するほか、展覧会やイベントの企画・広報も行う。企画した展覧会に「ファンタスマ――ケイト・ロードの標本室」、「スタジオ・ムンバイ 夏の家」など

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