03 May 2020
植物園のようにダイナミックな中目黒「chibi」。センスあふれる東京の花屋
フローリストの審美眼が光る東京のお花屋さん9店舗へ。オーナーがつくる、センスのいい花束をGINZA編集部がオーダー。自然と癒される空間と季節を届けるお仕事についても迫りました。大好きなあの人への贈り物に、自分へのご褒美に、参考にしてみてはいかが。
“アニキ”の懐の深さにも
夢中になるファン多し
入り口に置かれたドライのアガベを横目に歩を進めると、エアプランツや流木にバナナの葉からロマネスコ(！)までも。大ぶりでひねりの効いた植物とエピデンドラムやカーネンショといった季節の花が同居。加えて棚から溢れんばかりに、ほころぶドライフラワーコーナーも圧巻だ。ショップ名とは裏腹の振れ幅の大きさに、デザイナーやスタイリストといった多くのファッション関係者が足繁く通うのも頷ける。オーナーの芳賀規良さんは無類の動物好きでもあり、金魚と愛犬のテンくんとビョンタくんも店番をする。ワンちゃん達はちょっとだけ人見知りなので、おもてなしを受けられたらそれはかなりラッキーだ。
トレンドは関係なく、好きな花をセレクト。手にする人の少しでも気分が上がるようにと、近頃は明るい色を重視している。
芳賀さんは骨董好きでもある。出先でビンテージショップを見かけたら立ち寄る。蒐集品の中には明治時代の花器も。販売もしているので、気になるモノは問い合わせを。
溢れんばかりのドライコーナー。ディスプレイで用いるケースが多く、ストックは50種以上だそう。
1970年代の水槽で優雅に泳ぐ金魚も美しい。
無骨さの中にぬくもりも感じる店内。
奇想天外なリクエストにも快く応じてくれるため、クリエイターからの信頼も厚い。
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バナナの葉の中で生い茂るのは、エピデンドラム、グズマニア、アンスリウム、 ホマロナメの葉。トロピカル気分全開の種を贈ってもらえると、バケーション気分に浸れそう。
今回のブーケ製作費：￥5,500(税込)
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「chibi(チビ)」
住所: 東京都目黒区中目黒5-1-18
T︎el: 03-5722-0528
営業時間: 12:00〜19:00
定休日: 日曜日、不定休
Photo:Wataru Kitao Text:Mako Matsuoka Edit:Nico Araki
