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貯金はないけど今が楽しくて最高!な私、このままで大丈夫?【劇団雌猫 愛と浪費のおなやみ劇場 vol.1】

貯金はないけど今が楽しくて最高!な私、このままで大丈夫?【劇団雌猫 愛と浪費のおなやみ劇場 vol.1】

平成元年生まれのオタク女子4人組からなるグループ「劇団雌猫」は『浪費図鑑―悪友たちのないしょ話―』(小学館)『だから私はメイクする 悪友たちの美意識調査』(柏書房)などの著書で20〜30代女子の多様な美意識や実態を赤裸々に発信し、趣味と仕事に精を出す「浪費女子」たちから支持を得ています。そんな4人だったら、オタク心を持つアラサー読者の日頃の悩みをズバっと解決してくれるに違いない!とGINZA編集部は考え、このたび人生相談コーナー「劇団雌猫 愛と浪費のおなやみ劇場」を開設しました。応募フォームに集まったお悩みに、メンバーである、かんさん、ひらりささん、もぐもぐさん、ユッケさんが月替わりで回答します。

質問

今月の悪友:天波さん

「仕事柄もあり、自分がめちゃめちゃ好きなのもあり、毎月コスメに注ぎ込む金額が凄まじいことになっています。どれぐらい使っているのか計算したところ、スキンケアだけでもひと月おおよそ5万以上を消費していました……。
加えて、推しの追っかけにも惜しみなくお金を使ってしまうタイプなので貯金というものと完全に無縁です。

貯金がないことに対して後悔はないのですが、それだけお金を使っていても自分の理想と望みが高く高くなっていき、ゴールがないことに“これでいいのか?”と考えることがあります。“今の自分が1番強くて最高!”と楽しんではいますが、現実的な話、なにか妥協案を見つけた方がいいのか…………アドバイスなどあればお聞きしたいです。」

 

 

劇団雌猫からのアドバイス

今月の回答者:ひらりささん、かんさん

劇団雌猫 お悩み劇場

ひらりさ はじまりました、「劇団雌猫 愛と浪費のお悩み劇場」。劇団雌猫初の人生相談連載ということで、毎回2人ずつが登場し、日々浪費と社会生活にいそしむ悪友のみなさんのお悩みに答えていこうと思います!

かん よろしくおねがいします〜〜!募集を開始して以降、すでに50件以上のお悩みが寄せられているとか。本当にありがとうございます。

ひらりさ 月イチ連載のためすべてにお答えできず心苦しいですが、毎度心をこめてお悩みに向き合っていきたいと思います。
初回は……さっそく全浪費女が「ウンウン」とうなずきたくなるようなやつが来ましたね。天波さんは、2.5次元俳優とコスメに愛を注ぐ浪費女さん。「貯金がないことに対して後悔がない」と。潔いけどあぶない!!!(笑)

かん 劇団雌猫の新刊が『一生楽しく浪費し続けるためのお金の話』といって、タイトルそのままに「浪費しながら将来のためにお金を増やそう、貯めよう」っていうコンセプトなのですが、天波さんと同じく貯金ゼロ!な浪費女だった私、制作過程で気付いちゃったことがあるんですよ。

ひらりさ なんだなんだ。

かん 「あ。貯金がなくて後悔するのって、今の私じゃなくて、将来の私なんだ……」って。

ひらりさ 真理。私やかん含め、浪費女子というものは、今を精一杯生きる能力が高く、それによってハッピーになれてるんだけど、そのぶん人生を線で考えるのが苦手なところあるよね。

かん 相談者さんが「今の自分が最高!貯金なくても後悔ない!」って思うのは当然だと思うんです。健康で、元気に働いていて、家族も困ってない。めちゃくちゃ素晴らしいことだし、本当はず〜っとそうであってほしい。でも、貯金がない「将来の私」は、大好きでハッピーな浪費ができない状況に陥って、後悔することになるかもしれない。未来の自分を救うため、未来を変えるため、今貯金をはじめる……もはやSFです。SF作品の登場人物になりきって考えるとわりと楽しいよ。

ひらりさ 「未来で待ってる」(by『時をかける少女』)やな。そして、未来で待ってるのは自分だけじゃないんだよね。たとえば未来の家族だったり、未来の推しだったり。私のオタク友達で、「自分の大切な人が困ったときに、1年は養えるだけ」の貯金というのを基準に、節制している子がいて。

かん 節制できるオタク女子、希少種だ!

ひらりさ 彼女の考えてる「大切な人」というのは、家族とか恋人だと思うのですが、たとえば相談者さんだったら「自分の推しが困ったときに、1年は養えるだけ」といった想定をしてみてもいいのではないでしょうか?また、現実的な話、歳をとればとるほど、「最高の自分」を保つための出費がいろいろかさむ。スキンケア費ももっとかかってくるし、健康を維持するための出費もどんどん増える……。私は結構最近まで、なんとなく「30歳で燃え尽きればいい、あとは野となれ山となれ」と思ってたんですが、人間そんな簡単に死なないです。「今使えるお金で、今の自分の理想を満たす」ことではなくて、「未来に使えるお金を持って、継続的に自分の楽しさを維持する」ことを考えるように、ちょっとマインドシフトしてみてはいかがでしょうか。

かん この連載のエディター、KOこと大平かりんさんは毎日全く違うお洋服を着ていて超すてきなんだけど、一体どうやって生きてるんだ!?って疑問で。ストレートに家計どうなってるの?と聞いてみたところ、「衣食住の衣にしか使ってないですね!全体にまんべんなくお金をかけず、極端に愛を注ぐのが今のサイクルを築ける理由かも」と実に爽快な回答をいただきました。

ひらりさ 推し特化型家計!

かん 好きなもの、必要なものを見極めて愛を注ぐ。そして愛を注ぎ続けるためにお金を貯める・増やす。私たちもまだまだ勉強中なので、天波さんも最高の未来のために一緒にはじめていきましょう〜!

 

☆次回はもぐもぐ・ユッケが登場します☆

あなたの悩みも聞かせてね。投稿フォームはこちら

劇団雌猫 げきだんめすねこ

平成元年生まれのオタク女4人組(もぐもぐ、ひらりさ、かん、ユッケ)。2016年12月にさまざまなジャンルのオタクがお財布事情を告白する同人誌『悪友vol.1 浪費』を刊行し、ネットを中心に話題となった。2017年8月には『浪費図鑑』(小学館)として書籍化。現在はイベントや連載などに活動を広げながら、それぞれの趣味に熱く浪費している。
新刊『一生楽しく浪費するためのお金の話』(イースト・プレス)が好評発売中。その他の編著書に『浪費図鑑』『まんが浪費図鑑』『シン・浪費図鑑』(小学館)『だから私はメイクする 悪友たちの美意識調査』(柏書房)がある。
Twitter:@aku__you

Illustration: Maiko Sugiyama Edit: Karin Ohira

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