攻撃的な上司に嫌われた時の対処法って?【劇団雌猫 愛と浪費のおなやみ劇場 vol.3】

攻撃的な上司に嫌われた時の対処法って?【劇団雌猫 愛と浪費のおなやみ劇場 vol.3】

平成元年生まれのオタク女子4人組からなるグループ「劇団雌猫」が、オタク心を持つアラサー読者の日頃の悩みをズバっと解決。応募フォームに集まった人生相談にメンバーである、かんさん、ひらりささん、もぐもぐさん、ユッケさんが月替わりで回答します。

質問

今月の悪友:なとこさん

「いつもコラムや書籍等、楽しく拝読しております。突然本題なのですが、職場の上司(40代、役職持ち)が苦手です。いわゆるお局様タイプで、仕事も凄くできる人なのですが、嫌いなタイプにはあからさまに攻撃的になるお方です。何故か私はものすごく嫌われており、ちょっと相談しただけで、ものすごく怒られます。役職につかれているので相談しなくてはいけない事も多く、毎回心が折れそうになります…。それはまだ我慢出来るのですが、一番困るのが、自分の都合の良い時だけ機嫌よく話しかけてくる点です。(例えば、仕事の事で私に頼みたい事がある時など)都合よく使われているようで、辛いです。自分自身にも非はあるのだろうと重々感じているのですが、考えても改善点が分からず、ほとほと困り果てています。今後、私はどのように対応していくのが良いのでしょうか…。また、皆様にも、このように心当たりのないキツい当たられ方をした経験はありますか?」

 

劇団雌猫からのアドバイス

今月の回答者:ひらりささん、ユッケさん

HIRARISAYUKKE 劇団雌猫

ひらりさ: 今回は、私、ひらりさとユッケがお答えします!我々も劇団雌猫以外の本業があるから、職場の人間関係の大変さはよく分かります。基本的に毎日顔を合わせる相手だろうから、キツイよね。

ユッケ: 同じような悩みを抱えている人、多い気がするなぁ。かく言う私も、一時期同じようなタイプの気分屋な人が上司だったし…。

ひらりさ: お、詳しく聞きたい!

ユッケ: まさに同じで、仕事はできるけどめちゃくちゃ怖い人だったんだよね。人を好き嫌いで判断しがちなのか、一度気に入られたらミスをしても怒られないんだけど、気に入られるまではとても警戒されるというか。私は好かれても嫌われてもいなかったと思うんだけど(笑)。一度、標的にされてる人がめちゃくちゃに怒られてる現場に居合わせて、気まずい思いをしたことが…。

ひらりさ: それは気まずい…。でもいるよね、男女問わず気持ちの波を仕事に出す人。今回のお悩みには「お局様」と書かれているけれど、男性だって例外ではない。だいたいの職場には、「仕事ができてヤバい人」「仕事ができないしヤバい人」「仕事ができるように見せかけて、できないしヤバい人」がいるものです。

ユッケ: 待って、ヤバい人しかいないじゃん(笑)。

ひらりさ: いや、もちろん素晴らしい人もたくさんいるけど(笑)!ポイントとしては、「仕事ができる=パーフェクトな人」と思って見ると自分に非があるように感じてしまうので、まずは「仕事ができるかどうかは関係ない」「性別や年齢も関係ない」と思ってほしい。これだけで、だいぶ気持ちが楽になるんじゃないかな。

ユッケ: たしかに。社会人になってからの人間の性格って、別に成熟したりしないからね。仕事ぶりは素晴らしくても、コミュ力や性格はそうでもない…って人もたくさんいる。

ひらりさ: 私も、新人の頃に似たような先輩に悩まされていて。私が未熟だから悪いのかなって頑張って気を遣うようにしたけど、結局相手の気分のムラだし、その人は仕事ができるように見せかけてできない人だったことが後から分かった。委縮するだけ損だったんですよマジで……。

ユッケ: ひらりささんも経験者だった!

ひらりさ: それにね、役職についている人間が部下より多くお金をもらっているのは、マネジメントという責任を負っているからなので。部下の心が折れそうになるコミュニケーションをしている時点で、100%相手が悪い!

ユッケ: ド正論や。

ひらりさ: …ということを踏まえたうえで、どう対処していくかだよね。ユッケさんは、どう解決したの?

ユッケ: 私は、その上司に限らず会社に属することで付随してくるいろんなことが面倒になって、独立してフリーランスになったんだけど。でも、その上司以外にも、今まで仕事で知り合った人で、誰にでもまったく同じ対応をする人って実はいなかったのね。よく考えると私も、やっぱり好きな人には丁寧にコミュニケーション取るし、苦手な人には雑になったり冷たくなったりすること、あるなと思って。

ひらりさ: うんうん、人間だからある程度は仕方ない部分もあるよね。

ユッケ: だから、「人間ってそういうもん」と割り切ることで乗り切りました。

ひらりさ: 偉い。私の場合は、先に困った先輩が辞めて一時的に平和が訪れたんだけど。でもこんな人間をやすやすと入れて、しばらく野放しにしていたこの会社にいると、また同じことが起こるのではないかと思って、結局その会社は辞めちゃった。

ユッケ: 辞めるまでいかずとも、異動できないか相談してみる、とかね。合わない人と無理に合わせようとするのはお互いに不幸なので、いっそ距離を置くのは何も恥ずかしいことじゃない。

ひらりさ: そうだそうだ!あとね、私は「都合よく使われているように見える」ってところも気になっていて。どういう仕事を振られているのか分からないけど、それが必要な仕事なら誰かがやるべきことだから引き受けた方がいいと思うし、誰にとっても意味がないと思う業務なら、みんなで相談して止める提案をしたほうがいいと思うんだけど。

ユッケ: あと、明らかに自分ばかりに仕事が偏ってるなら、思い切って「今自分は手一杯なので、ほかの人にお願いできませんか」って言ってみちゃうとか?うまく他の人の手も借りられるといいかも。

ひらりさ: うん、誰かが助けてくれるなら、まだその職場に未来はある。誰も助けてくれないようなら、やっぱり脱出の準備をしたほうがいい気がするな。

ユッケ: もしも今の仕事が好きで、まだ頑張りたいのなら、ちょっと大変だけど今から気に入られる方向もあるかな。嘘でもいいから積極的に、その上司を「すごい!さすが先輩ですね~!」って褒めまくれば、意外と単純に心を開いてくれるかも…。

ひらりさ: 分かる!気分屋の人って、基本的に褒められたいんだよね。

ユッケ: たぶん今は上司もなとこさんの全てを理解できておらず、距離を測りかねているところだから、思い切って相手の懐に飛び込めば、少し優しくなる…かもしれない。

ひらりさ: そうだね。なとこさんのすべてを知り尽くしたうえで人格を否定してるわけじゃなくて、本当に表面的なコミュニケーションでしかないから。受け取る側も、芯の部分で受け取って傷つくのはもったいないので、RPGの中ボス攻略くらいの気持ちでいてほしいね。一回褒めるとゲージが溜まる、みたいな。

ユッケ: いいね(笑)。一人で耐え切れなかったら、適度に周りに愚痴ったりもしていこう。劇団雌猫はあなたの味方です!

 

☆次回はもぐもぐ・かんが登場します☆

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劇団雌猫 げきだんめすねこ

平成元年生まれのオタク女4人組(もぐもぐ、ひらりさ、かん、ユッケ)。2016年12月にさまざまなジャンルのオタクがお財布事情を告白する同人誌『悪友vol.1 浪費』を刊行し、ネットを中心に話題となった。2017年8月には『浪費図鑑』(小学館)として書籍化。現在はイベントや連載などに活動を広げながら、それぞれの趣味に熱く浪費している。
新刊『一生楽しく浪費するためのお金の話』(イースト・プレス)が好評発売中。その他の編著書に『浪費図鑑』『まんが浪費図鑑』『シン・浪費図鑑』(小学館)『だから私はメイクする 悪友たちの美意識調査』(柏書房)がある。
Twitter:@aku__you

Illustration: Maiko Sugiyama Edit: Karin Ohira

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