彼氏ができなくて不安。恋人を作るためにはどうしたら良い?【劇団雌猫 愛と浪費のおなやみ劇場 vol.5】

彼氏ができなくて不安。恋人を作るためにはどうしたら良い?【劇団雌猫 愛と浪費のおなやみ劇場 vol.5】

平成元年生まれのオタク女子4人組からなるグループ「劇団雌猫」が、オタク心を持つアラサー読者の日頃の悩みをズバっと解決。応募フォームに集まった人生相談にメンバーである、かんさん、ひらりささん、もぐもぐさん、ユッケさんが月替わりで回答します。前回のお悩みはこちら。

質問

今月の相談者:葉月さん

「劇団雌猫さん、こんにちは。私の悩みは生まれてこのかた一度も彼氏ができたことがないことです。そもそも恋愛対象にされたこともありません。男性と話すのがあまり得意ではなく、男友達もいません。大学に入りこのままではマズイと思い、サークルなどの飲み会に参加したり、男子もいる数人グループで遊んだりと今まで避けてきたこともやってみました。しかし、一度も連絡先を聞かれることなく終わっています。 友達や家族にもいい加減心配されていて、自分でも不安です。将来は結婚して母親になりたいし、家族以外の誰かから愛されてみたい、自分も本気で大切に思える人に出会いたいと感じたりもします。 どうしたら、異性から好意を抱かれるのでしょうか。そして恋人を作るためにはどうしたら良いでしょうか」

 

劇団雌猫からのアドバイス

今月の回答者:ひらりささん、ユッケさん

HIRARISAYUKKE 劇団雌猫

 

ひらりさ 今回はひらりさ&ユッケでお送りします!

ユッケ 19歳の方のお悩み。本人にとって、すごく重大なことだよね。

ひらりさ 「○○歳だけど、一度も彼氏ができたことがない」というお悩みは、人に言えずに抱えている人結構いるし、私も、女子校育ちのオタク女子ゆえ、それですごく焦ってたからめちゃくちゃわかる!他にもいくつか同じお悩みが来ていました。

ユッケ 大学に入るまで、男の子とコミュニケーションは全然なかったの?

ひらりさ 塾の同じクラスとかにはいたけど、勉強第一だからそんな余裕なくって、そのまま大学入っちゃったね。しかし、当然大学デビューしたって別にモテないし、誰かといい雰囲気にもならないし、彼氏ができなかったりして、どんどんこじらせていった……。ユッケさんは高校から彼氏いたんだよね?

ユッケ 高校3年生のときにできて、2ヶ月くらいで別れた。それが初彼氏ですね。

ひらりさ それはさ、ユッケさんから告白したの?

ユッケ いや、向こうからされた。

ひらりさ ときめくやつ!

ユッケ でも私もこじらせていて、「高校の間に彼氏を作らねば!」という焦りがあったんですよ。それで告白されたときに「この人、全然恋愛対象ではないんだけど、このチャンスを逃すと高校で彼氏ができないし」と打算を働かせてつきあってしまったの。そうしたら結局、キスすら気持ち悪いなと思ってしまうレベルで友達にしか思えず、とくに恋人っぽいこともせず、公園で鳩に餌をやるだけで別れたな……。

ひらりさ それはそれで青春!と思ったけれど、その心理はとてもわかる。私も20代前半ずっとそんな感じでしたよ。というわけで、我々も決してえらそうにアドバイスできる立場ではないものの(笑)、それを一旦棚にあげて聞きたいのが、この方は、自分から男性を好きになったことはあるのか?ということなんだよね。

ユッケ あー。

ひらりさ 投稿に含まれている内容のうち要点をまとめてみると
・恋愛対象にされたことがない
・頑張って男性のいる集まりに参加してみてはいる
・しかし別に連絡先は聞かれない
・まわりにも心配されているし、自分も不安
・愛されてみたいし、異性から好意を抱かれたい
となるかなと思うのですが。

ユッケ たしかに率直に言うと、結構受け身だよね。

ひらりさ 「いや、頑張って男性のいる場には行ってるんです」と言われたら、その努力自体は認めてあげたい!でも客観的に見てみたら、これは明らかにまだまだ受け身で、それは周囲にも伝わってるんじゃないかなと思う。人を好きになったり、好意を伝えるに至るのって、かなりエネルギーがいることで、だから「誰でもいいから好きになってほしい」オーラに対して、自分から寄り添おうと思ってくれる人はそんなにいない……というのが、さんざん「愛されたいよ!」とこじらせてきた結果の、私なりの学びです。

ユッケ うんうん。

ひらりさ だからまずはもっと、自分から連絡先を聞きにいったり、アプローチしてみたりする練習をしてみたらどうかな?と私は思います。私も、意を決して合コンで連絡先を聞いて、いろいろ話題を振ってみて、でも結局何も返ってこなくて……みたいなことを散々経験して今を生きているよ……。

ユッケ 男子のいる数人グループで遊びに行って、その中の誰かと付き合うってことはなくても、その中の誰かの紹介でいい感じの人と出会う、という可能性もあるかもしれないし。「顔を広くする」という意味でも、頑張って自分から連絡先を聞いてみるのはいいかもしれないね

ひらりさ 個人的には、「男性に慣れよう!」と頑張ること自体はぜひ続けたらいいと思うんですよね。一つ提案があるとしたら、まず恋人になれるとか恋愛対象として見てもらえそうかという物差しを忘れてみること。とにかく1対1で遊んでもいいかもなっていう人を、映画とかお茶とか、個別での遊びに誘ってみたらどうだろう。

ユッケ ほうほう?

ひらりさ まず個として認識したりされたりする男性を増やすことが、遠回りのようで近道なんじゃないかなと。

ユッケ そういえば私のバイブル、『「メールが来ない」「彼の気持ちがわからない」「距離が縮まらない」あなたへ 大好きな人がどんどん好きになってくれる本』(ANNA)でもそういうことが書いてあった気が。

ひらりさ あ!私が失恋したときに熟読して、ユッケさんに紹介したやつだ(笑)。

ユッケ その本には「恋愛をしたいならまず自分の恋愛年齢を知るのが大事」と書いてあって。恋愛年齢は、実年齢とは別に「小学生:恋をほのかに知る時期」「中学生:恋に恋する時期」「高校生:恋が現実になりかける時期」「大学生:恋を体験する時期」「社会人:恋が愛になる時期」に分けられるんだけど、たとえ自分の実年齢が大学生だったとしても、今まで好きな人ができたことがなければ恋愛年齢は小学生。その状態で、中学生、高校生をすっ飛ばして恋人や結婚相手を探しても難しいから、段階を踏んで経験していきなさいという話でした。恋愛本を読むとさらにこじらせる可能性もあるはあるのですが(笑)、ちょっとおすすめです。

ひらりさ うん。知り合った人や友達になった人が即彼氏に!とかってことではないんだけど、とにかく試行回数を増やすのは大事だよね。

ユッケ それから私は、こういうタイプの人はマッチングアプリに手を出してもいいかも?と思ったよ。

ひらりさ 意外な提案!

ユッケ 私も大学時代、ゼミやサークルでは彼氏ができなかったんですよ。なぜかというと、「恋愛」を意識しすぎて、ちょっとかっこいい先輩に媚びる自分が出てきたら怖いという気持ちがあって、あえて女子らしいオーラを抑えていたの。

ひらりさ えら!

ユッケ もともと中高時代の女子グループでも「オタクのユッケちゃん」みたいな役回りで振る舞っていたので、そんな自分が恋愛しようとすると、「キャラじゃないね(笑)」みたいに見られないかなというのも不安で……。

ひらりさ こじらせオタク女子あるあるだ……。

ユッケ で、結局バイト先で出会った人と付き合ったんだけど、それはバイト仲間同士が仲良くなくて(笑)、「集団の中での自分のキャラ」を意識する必要がなかったからなんだよね。もし質問者さんも、大学の友達コミュニティの中で恋愛にガツガツするのは恥ずかしいっていう気持ちがあるなら、恋愛前提のマッチングアプリに挑戦するのもアリかなと。

ひらりさ まだ19歳ということなので、知らない大人に会うときは気をつけてくれ〜〜と思うけれど、単純にアプリで「いいね」されるだけで自尊心回復する部分はあるかもしれないね。

ユッケ そうそう。もし相談者さんもいいなと思って誰かに会う場合でも、「お前、私のこといいねしてるだろ」と強気な気持ちで行ける!

ひらりさ それはめちゃ大事。昔、私が「彼氏できないよ〜〜〜」って騒いでたときにさ、友達から「服屋の店員が『これ全然良くないんですけど〜』って顔で服薦めてきたら嫌でしょ?『これ最高じゃないですか!』って感じの顔してたほうが、周りの人があなたを好きになってくれるよ」と言われたことあった。

ユッケ いい例えだ!

ひらりさ 「彼氏ができなくても、趣味もあるし、いい会社入って稼いで友達とたくさん遊ぶのも楽しいだろうな!でも彼氏ができたらこういうデートしたいな〜!」くらいのポジティブシンキングをオススメします!

ユッケ 私も、地方出身なのもあって、かつては「20代のうちに結婚してない人間は負け組」的な呪いにとらわれていたんですよ。でも社会に出て、そんなこと気にせずにガンガン稼いで遊んでる歳上の女性たちに会ったら、本当に、いろんな価値観があるのだと思えて、気がラクになったよ。

ひらりさ 生きやすい時代になった!本当に結婚したいのかとか、本当に母親になりたいのかとか、そもそも本当に異性が好きなの?別に大切にしあえる女友達がいたらそれでもいいんじゃない?とか。今当然と思ってることも、20代半ば、30代となっていくと全然別の考えになることもあるかもしれないよ、とは言っておきたい。もちろん、今はまだ彼氏つくる方向で頑張っていいと思うけど、無理はしないでほしいなと。

ユッケ うむ。伝えたいことを詰め込んだらすごい長い回になってしまった(笑)。とにかく、人生楽しんでほしいと願っております!

 

☆次回はもぐもぐ・かんが登場します☆

劇団雌猫さんの新刊、趣味も仕事も楽しむ女子の仕事術が詰まった本『本業はオタクです』が発売中です。出版を記念して、GINZA世代の仕事にまつわる対談を実施予定。そこで!みなさんの仕事にまつわる相談を改めて募集します。人間関係、給料、仕事服メイクなどこちらの応募フォームからお送りください。お待ちしています!

あなたの悩みも聞かせてね。投稿フォームはこちら

劇団雌猫 げきだんめすねこ

平成元年生まれのオタク女4人組(もぐもぐ、ひらりさ、かん、ユッケ)。2016年12月にさまざまなジャンルのオタクがお財布事情を告白する同人誌『悪友vol.1 浪費』を刊行し、ネットを中心に話題となった。2017年8月には『浪費図鑑』(小学館)として書籍化。現在はイベントや連載などに活動を広げながら、それぞれの趣味に熱く浪費している。
Twitter:@aku__you

Illustration: Maiko Sugiyama Edit: Karin Ohira

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