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ミュージシャン/長岡亮介が熱中している趣味の話。友達のような存在の「車」

ミュージシャン/長岡亮介が熱中している趣味の話。友達のような存在の「車」

好きなことを話すとき、人は一番いい顔になるのではないでしょうか。男性に愛してやまない趣味の話を思う存分語ってもらいました。気になったら始めてみるのもおすすめ。#僕らが熱中している趣味の話


長岡亮介
ミュージシャン

「車」

長岡亮介 車

50年前の窓から今を見つめる唯一無二の友達のような存在

都内某公園の駐車場に大きなエンジン音が近づいてくる。「ペトロールズ」のフロントマン、長岡亮介さんが愛車〈シトロエン〉の〈アミ6〉に乗ってやってきたのだ。

「そもそも父親が車好きで。車も音楽も自転車も、僕が夢中になるのは父からの影響のものが多いです。Jトップという珍しい幌付きのパジェロで、一緒にスキーに行った思い出があります。実は僕も同じモデルをヤフオクで見つけて、少し前まで乗ってたんですけど(笑)。初めてのマイカーは大学生の時に買った古いジムニーでした」

その後92年製の〈BXブレーク〉で憧れのシトロエン乗りとなり、同じBXでも〈ボビンメーター〉と呼ばれる86年製の初期型へ、その後72年製の〈DS〉へと乗り換える。アミは10年前に購入し、現在2台のシトロエンを所有している。

「アミで長距離はちょっとキツい。フジロックは行けないんです。遠出するときはDSが多いですね。途中で壊れたらどうしようという若干のスリルはありますが。でも実際はそんなに壊れないですけどね。車を選ぶ基準は、人と違っていること。シトロエンは見た目もメカニズムも独特で、当時の前衛だったと思うんです。乗り味にも個性があって他の車とはまったく違う。そういうオリジナルなものに心惹かれます。それと、50年前の車の中から現代の景色を眺めるというのも面白い。古い曲がラジオで流れたら、『あーこの車で昔この曲を聴いてた人がいるかもしれないな』って考えたり。古いものを大事にするってエコですよね。このアミは64年ぐらいのもの。今では一番長い付き合いになりました。おめかししてるような見た目が可愛いですよね。それもちょっと下手な感じが(笑)。きっとデザイナーが個人的な思い入れだけで忖度なしに作ったんじゃないかな。デザインで言うとビザールギターと呼ばれるジャンルに通じるものがあります。安いけど構造が合理的で、意外とエポックメイキングな発見がある。走るけど遅いし、エアコンもないし、でもそれに勝る魅力があるんです。アミとの思い出は京都まで車検に出しに行ったこと。遅いから8時間ぐらいかかりました。腰が痛くなるから何度も座り直して。ノンアルコールビールを飲みながら」

実はアミもヤフオクで見つけたらしい。

「もうね、ずーっと見てるんですよ。ネットで中古車を。カーセンサーとかグーネットとか、それでいくらでも呑めるんです。もちろん信頼できる人に聞いたり、実際見て買いますけど。シンプルで、かっこ良くて、他にない、という思想みたいなものは曲を作る時も一緒。僕の好きなものすべてに通じる考え方。それが音楽にも車にもギターにも反映されているのかもしれません」

今後欲しい車を聞いてみた。

「アルピーヌのA310はかっこいいし、プジョーの204は屋根の開くタイプが欲しい。フランスの車は好きですが、他にも好きなものはたくさんありますね」

 

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長岡亮介 ながおか・りょうすけ

1978年生まれ。ギタリストとして、また楽曲提供など活動は多岐にわたる。TEIEN ONLINE STOREにてペトロールズのニューライヴアルバム『SUPER EXCITED』発売中。

Photo: Taro Hirano, Wataru Kitao (recommend item) Text&Edit: Naoko Sasaki

GINZA2020年12月号掲載

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