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「ネペンテス」ディレクター/青柳徳郎が熱中している趣味の話。自然との一体感を味わえる「テンカラ釣り」

「ネペンテス」ディレクター/青柳徳郎が熱中している趣味の話。自然との一体感を味わえる「テンカラ釣り」

好きなことを話すとき、人は一番いい顔になるのではないでしょうか。男性に愛してやまない趣味の話を思う存分語ってもらいました。 気になったら始めてみるのもおすすめ。#僕らが熱中している趣味の話


青柳徳郎
「ネペンテス」ディレクター

「テンカラ釣り」

青柳徳郎 「ネペンテス」ディレクター

ごくシンプルな道具だけで自然との一体感を味わえる

ネペンテスでディレクターを務める青柳徳郎さんが愛してやまない釣り。山岳渓流での鱒釣りから金魚釣りまでやり込む中で、一番ハマっているのが「テンカラ」だ。

「北海道が自分たちのメインの釣り場で、昨年は12回行きました。漁業権がない場所も多く、河川に自由に入って天然の魚と触れ合える、世界的にみても稀な土地。魚種の豊富さも大きさも本州とは桁違いなんです。テンカラは、毛鉤を使った日本伝統の釣法。フライ(毛鉤)フィッシングの日本版のようなもので道具は竿と釣り糸と毛鉤だけ。竿もコンパクトなので、とても身軽。キャンプや登山にも取り入れやすいと思います。シンプルな分、奥が深くて、どう釣るか、どんな仕掛けを作るかなど、毎回試行錯誤を楽しんでいます。もともと職業漁師の技法で、同じ毛鉤を使って釣れなければどんどんポイントを変えていくのですが、自分たちはフライフィッシングの考え方も取り入れていろいろな毛鉤を使います。“今は水中の餌を食べているから、沈む毛鉤を使おう”みたいに。狩猟本能なのだと思いますが、生き物を獲るというのは、まあ、純粋に興奮します。でも釣りの場合、魚をリリースすることもできるから、自然にも比較的ローインパクト。好きが高じて仕事にもしてしまっている感じです」

道具はネペンテスがプロデュースしている〈South2 West8〉オリジナル。竿は和竿職人の手によって作られた工芸品、網はタイダイに染めて持ち手に鹿の角を組み合わせた。並々ならぬ道具愛が伝わってくる。

「やっぱり、男の子なんで(笑)」

原体験は少年時代。

「父がヘラブナの釣り師だったんです。専門誌に記事を書くような玄人で。小学生の頃、いろんなところに連れて行ってもらったのが釣りの原体験です。若いときは釣りから離れていたのですが、大人になって、うちの代表(清水慶三氏)から渓流釣りの手ほどきを受けたら、一気に釣り熱が再燃しました。自然のことに興味を持ったり、そこに立ち返りたいと思うのは、都会で思い切り生きたからこそ生まれる感情なのかもしれません。夢中で仕事して、朝まで飲んで二日酔いになって、そういうことをひと通りやった後、急に自然の中にいろんなものが見えてきた。幼い頃からなじんでいた釣りがそのきっかけになりました。準備するだけで楽しいし、イメージして釣り場に立った時にはほぼ目的は達成している。結果、釣れたら最高って感じ。釣りをやっていると自然がどう成り立っているか、生物たちがどう生きているのか、すごく考えるんです。つまるところ何が面白いかというと、自然と一体化できることですかね。大自然の奥にどんどん分け入っていくのが心地よいんです」

最後におすすめの釣りスポットを聞くと。

「最初は管理釣り場で練習するのも良いですよ。釣った魚を持ち帰れる埼玉の『朝霞ガーデン』や、自然渓流をそのままに区切った奥多摩の『TOKYOトラウトカントリー』など、初心者に優しい釣り場がたくさんあります」

 

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青柳徳郎 あおやぎ・とくろう

1970年東京都生まれ。ネペンテスNY支社勤務後、2007年帰国。植物愛好家としても知られ、ブラジリアン柔術黒帯。2020年10月神宮前にウィメンズ専門店「ネペンテス ウーマン 東京」がオープン。

Photo: Taro Hirano, Wataru Kitao (recommend item) Text&Edit: Naoko Sasaki

GINZA2020年12月号掲載

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