編集Yのノープラン週末旅。おいしくてギークな金沢へ。

編集Yのノープラン週末旅。おいしくてギークな金沢へ。

ずっとお会いしてみたかった、バイオアーティストの福原志保さん。GINZA5月号の「おしゃれでギークな彼女たち」という企画で取材させていただけることになり、念願叶って対面することができました。その作品や活動が素晴らしいのはもちろんですが、お話してみると気さくで知的でバイタリティに溢れていて、なんて素敵な方なんだろう!と人柄にも一目惚れ♡ 取材は3月10日だったのですが、福原さんが手がけた作品「Ghost in the Cell:細胞の中の幽霊」が3月21日まで金沢21世紀美術館にて展示されていると聞いて、まだ間に合う!と、その夜衝動的に週末の金沢行きチケットを予約してしまいました。


 

いつだって朝起きるのはギリギリでルーズな私。その日もバタバタと出かけるも、新幹線は10:32東京駅発。大手町駅に着いたのが10:24。あと8分。発券はまだしていない。大人になってから、あんなに必死で走ったことあったかな…。新幹線の改札に到着したものの、いない。明日金沢にいこう!と、なかば強引に連れ出した旦那が。途中ではぐれてしまったらしい。でも待っていたらチケットが無駄になる…。せめて、1枚だけでも……と、ひとりで乗車を決意! 1周年を迎える北陸新幹線「かがやき」の席をひとりで2つも使えるなんて、なんと快適だったことか♬(嘘です…反省しています。。)

まあ、旅には事件がつきもの。次の新幹線でやってきた旦那と金沢駅で合流し、(駅弁を買う時間がなかったので)まずは近江町市場で腹ごしらえ。新幹線が開通してまだ間もないからなのか、人気のお店は長蛇の列。金沢の街はとにかく活気に溢れています。

並んで入ったのは「山さん寿司 本店」。60年続く老舗だそう。そして名物18種類のネタがのった、贅沢な海鮮丼を注文。いやー、築地で食べるお寿司も最高だけど、採れたて日本海の魚もそれはそれは絶品。これを食べに金沢に来たいくらいでした。

「山さん寿司 本店」の海鮮丼 ¥2,500

人間、おいしいものを食べればたいていのことは大丈夫です。わたしの時間のルーズさによるわだかりもほとんどうやむやになり、宿に荷物を置いていよいよメインイベントである金沢21世紀美術館へ…! 評判通り、まず建物が本当に美しい(そういえば、金沢駅の建築も素晴らしかったのに…)。この時は、書家である井上有一さんの生誕百周年を記念した大回顧展が行われていました。

地下階にいる人が、まるでプールの水の中にいるように見える作品「スイミング・プール」。

金沢21世紀美術館といえば、の有名な作品「スイミング・プール」を横目に鑑賞しつつ、ようやくたどりついた展示室13。「Ghost in the Cell:細胞の中の幽霊」のインスタレーションが展示された部屋へ。この作品は、人工的に作り出した心臓の細胞に、初音ミクの外見の特徴を記したDNA配列データを組み込んで、生命とはなにかを問うというもの。展示室には天井から螺旋状に糸が垂れ下がり、その合間を縫って中央に置かれた細胞にたどり着くという構成で、部屋全体がまるでひとつの心臓のよう。実際に脈打つ細胞を見ることができ、さらに音と映像が迫ってきます。

どんな細胞にも変化するiPS細胞を使って、架空のキャラクターにDNAと心臓の細胞を与えたら、それは「命」なのでしょうか? 命を与えられた初音ミクは架空の存在ではなく、人間になりうるのでしょうか……。命ってなんなのか、生きてるってどういうことなのか。そんな大きな問題を目の前に呈され、我々夫婦のわだかまりはもう完全に消え去りました。

そんな作品を手がけた福原さんのインタビュー、GINZA5月号の「おしゃれでギークな彼女たち」をぜひ読んでみてください。最先端を走りながらも、自らのゆるぎないスタイルがとっても魅力的な福原志保さん。彼女がなぜバイオアートと出会ったのか、そのフィロソフィーに深く共感できるはず。

展示室の入り口。

室内の様子。細胞は中央に置かれ、壁一面に映像が映されていました。

メインイベントを終え、今回の金沢旅も終盤へ。その夜もたらふく食べて食べて飲みました。金沢出身の知人に教えてもらった居酒屋「いたる」は開店前から行列だったので、金沢イチの繁華街である片町にある「川端鮮魚店」へ。美術館から歩いて行ける距離です。金沢といえばのどぐろも食べたいし、お刺身も七輪焼きも、新鮮な魚介類が最適な調理法で食べられます♬ ちなみに新幹線開通による金沢ブームはまだまだ健在。人気店はどこも行列。金沢での食事はぜひ事前予約がおすすめです。

はー、素敵なアートとおいしいものに溢れた金沢は本当に幸せな街♡ また来ようと心に決めたのでした。次はもう少し計画性を持って……。

編集Y

のんびり屋ではありません。じっくり派の編集部員。3年前にサーフィンを始めて以来、夏はついサーフウェアばかりをウォッチング。

#Share it!

#Share it!

FOLLOW US

GINZA公式アカウント

PICK UP

MAGAZINE

2019年7月号
2019年6月12日発売

GINZA2019年7月号

No.265 / 2019年6月12日発売 / 予価880円

This Issue:
クローゼットスナップ!/Tシャツ

あなたのクローゼット
開けていいですか?

...続きを読む

BUY NOW

今すぐネットで購入

MAGAZINE HOUSE amazon

1年間定期購読
(17% OFF)