小さな陶器市が人気の器店「kokonn」と千駄木のステンドグラス店「nido」によるイベントがこの秋に開催。2021年9月9日(木)から9月14日(火)の間、美しいステンドグラスの花と様々な個性を持つ花器が集う。
🛋LIFESTYLE
谷中「kokonn」に咲く、ステンドグラスの花たち。13名の作家が手がける器と一緒に選んでみよう
花というモチーフはつくづくずるいなあと思う。美しさ、可憐さ、儚さ、強さ、生命。全ての要素を背負っていて、それでいて軽やかな存在だもの。
そこに、ガラスという繊細な素材が合わさったら……?
「nido」は、「詩的なステンドグラス」をコンセプトに、一枚一枚吟味した材料からオリジナルのステンドグラス作品を制作し、販売するお店。今回のイベントで披露されるのは、おとぎ話から抜け出してきたようなにつくられた花々!
茎のしなだれ具合から花びらの広がり具合まで、なんだかすごく生き生きとしている。とはいえものすごくリアリスティックというわけでなく、いい塩梅にデフォルメされていて、花の新しい魅力がまっすぐに伝わってくる。
今回のイベントでは、そんなガラスの花々に、13名の作家が個性豊かに作り上げた花器がコラボレーション。梅本勇氏をはじめとした人気陶芸家による陶器、せきゆうこ氏の吹きガラス、前田洋氏の木工など、様々な素材の花器がステントグラスの花をそっと支える。
生花ももちろん素敵だけど、光を透かしながらずーっと咲き続けるお花もいい。どんな空間にも優しく寄り添う花と器を、谷中に探しに行こう。
【「Un fleuriste de vitrail(ガラスのお花やさん)」ステンドグラスの花、そしてその器】
日程: 2021年9月9日(木)〜9月14日(火)
時間: 11:00〜18:00
開催場所: 「kokonn」
住所: 東京都台東区谷中6-3-8
Tel: 03-5834-2977
*初日9日(木)のみ事前予約制。詳細は「kokonn」インスタグラムに記載。
Text: Motoko KUROKI