コーンウォール地方の海辺の町、セント・アイヴスでアート三昧。エディター天野志穂のLONDON 18

コーンウォール地方の海辺の町、セント・アイヴスでアート三昧。エディター天野志穂のLONDON 18

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こんにちは。先日、ずっと行きたいと思っていながらも、なかなか踏ん切りがつかなかったセント・アイヴスへようやく行ってきました。というのも、ロンドンから電車で6時間のロングジャーニー。ヨーロッパの他の都市へ飛行機でひとっ飛びしたほうが早いし、なんたって楽!(笑)

 

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しかし、今回は覚悟を決め、いざ電車でGO!  ロンドンよりはるか南西に位置するコーンウォール地方へはパディントン駅から出発。始発のため最初は時間通りだったものの、そこは英国の電車事情。遅れるのは日常茶飯事。乗り換えもあり思った以上に時間がかかる、かかる。何とか日が暮れる頃に到着したけど散策は翌日へ持ち越し。

 

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セント・アイヴス自体は小さな可愛らしい町で、アーティストに愛された町としても有名。イギリス人のホリデー先としても人気ですが、残念ながらこの日はイマイチのお天気。本当は海もきれいらしいけれど……。

 

とはいえ、今回の目的はアート巡り。気を取り直して、まずは念願だったリーチ・ポタリーへ。

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リーチ・ポタリーは英国人陶芸家バーナード・リーチが、日本の陶芸家の濱田庄司と一緒に1920年に創設した製陶所。現在も彼の意志を継ぐ若き陶芸家が製陶所として使っているほか、当時の様子を伺える博物館にもなっています。

 

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彼が使っていた古い道具や蹴轆轤、登り窯も保存されていて、ここで温かみのある個性豊かな陶器が生まれたんだなぁと、しみじみ。日本の陶芸に強く感銘を受けたバーナード・リーチのお気に入りの道具のひとつが日本製の筆だったとか。リーチ・ポタリーの器は和食にもしっくりなじむのも納得。

 

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博物館と別棟にはショップもあり、リーチ・ポタリーの定番のテーブルウェアはもちろん、現在ここで製陶している作家たちの器も購入可能。

Leach Pottery

 

続いては、セント・アイヴスを愛したもう一人の芸術家であるバーバラ・ヘップワースの博物館へ。ここはテート・セント・アイヴスの別館的位置づけ。

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ヘンリー・ムーアと並び抽象彫刻の第一人者として評されるバーバラ・ヘップワースが「魔法のような」場所と述べたトレウィン・スタジオが、博物館&彫刻庭園として一般公開されています。

 

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庭に面しているアトリエは、まるで時が止まったままのよう。ガラス張りになっていて中の様子を見学できます。

 

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作品が展示された庭には花や木々が溢れ、彫刻との調和が本当に心地いい。彼女の言葉通り、まさに魔法のような場所。あー、来れてよかった。

 

もちろんテート・セント・アイヴスへも。海岸に面していて、テート・モダンとはまた違った雰囲気。

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テート・セント・アイヴス&バーバラ・ヘップワース博物館&彫刻庭園

思い切って行っちゃえば大満喫、大満足のセント・アイヴス。多くの芸術家に愛された理由もわかったような気が。

 

おまけ。

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帰りももちろん6時間コース。夜ごはん用にとご当地グルメであるコーニッシュ・パスティをこちらのショップでお持ち帰り。パスティはパイの仲間のようなもの。両手拳くらいあるビッグサイズで具沢山。あー、お腹も大満足。笑

天野志穂

Shiho Amano
エディター&ライター。出版社の雑誌編集者だった2013年、ロンドンに住むチャンスに恵まれ、二つ返事で渡英。以降、フリーランスとして活動中。大英博物館で開催されていた北斎展に行こうと思っていたら、まさかのチケット完売で断念(泣)。行きたいと思ったら即行動!を肝に銘じ、この秋は美術館に足繁く通おうと、すでに秋の気配漂うロンドンの空の下、心に誓ったところ。

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