〈マーガレット・ハウエル〉が、イギリスの陶器デザイナー、イアン・マッキンタイアがデザインした機能的な陶器を展開。彼の手にかかれば、英国家庭のキッチンで親しまれたストレージジャーが、こんなにモダンに。「マーガレット・ハウエル神南店」では2022年11月16日(水)まで、発売記念特別展示も。
🛋LIFESTYLE
〈マーガレット・ハウエル〉のイアン・マッキンタイアが手掛けた容器。どこに置いて、何入れる?
紅茶を愛するイギリス国民にとって、ものすご〜く身近な存在。それは、ぽってり丸い形をした茶色のティーポット「ブラウンベティ」。
保温性が高いといった、この名器が持つ機能性に加え、その歴史的価値にも最大限の敬意を払いつつ、2020年、ブラウンベティのデザインの再構築をはかった人物がいます。それが陶器デザイナー、イアン・マッキンタイア。蓋にロック機能をつけたり、軽量化させたりと、ポットのルックスを変更するのではなく、機能的な良さを高めたティーポットを生み出したのです。
このイアンがですね、またしても、伝統的なキッチン用品に変化をもたらしました。それが「ストレージジャー」。
上:ストレージジャー¥46,200、中央3点: ストレージジャー 左か¥31,900、¥27,500、¥27,500、下3点: カップ ¥12,100 *すべて店舗限定展開。
ストレージジャーとは、20世紀のイギリス家庭の台所には欠かせない保存容器。当時は、耐久性に優れたストーンウェア(炻器)に、ニュートラルな色調の釉薬が施されていました。
今回、イアンが用いたのは、さまざまな粘土と、透明無色の釉薬。この方法により、外観がモダンにアップデートされ、キッチン用品としてだけでなく、小物入れなど、あらゆるシーン・用途で使えるインテリアへと昇華されることに。
新装ストレージジャーは、〈マーガレット・ハウエル〉の店舗で展開されています。「マーガレット・ハウエル神南店」では、11月16日(水)まで発売記念特別展示を行っているそう。伝統的なモノの魅力はそのままに、現代のライフスタイルにも馴染むよう、自らの解釈を加えていくイアンのデザインワークの妙を、ぜひ、チェックしてみてください。
【Ian McIntyre FOR MARGARET HOWELL】
Text: Ayako Tada