縁と運を味方に!「ジジ殺し」が教えてくれる成功のオキテ:お金に愛されるためにvol.2

縁と運を味方に!「ジジ殺し」が教えてくれる成功のオキテ:お金に愛されるためにvol.2

あの人は運がいいから――これって本当でしょうか? いえいえ、活躍する人は、縁と運の仕組みを理解しています。今回は、お金と経済のプロ・加谷珪一さんが、縁と運を味方にする方法を指南してくれました。


「縁」や「運」は、自分次第で引き寄せられる

成功を勝ち取るために「縁」は物凄く大切です。わかりやすい例で起業について考えてみましょう。前提として、高い実務能力は必須ですが、でもそんな風に仕事がデキる人なんてゴマンといるわけですよ。

それを踏まえたうえで、「縁」があって「運」がよくないと、成功しません。この2つの関係をひも解くのは難しいのですが、2つがリンクしていることは確かです。(中には1憶円の宝くじに当たる、運先行の人もいますが苦笑)

けれども「縁」や「運」は、ちゃんと自分次第で引き寄せられるものでもあります。究極的にはそれを含めてその人の実力だと思いますが。

皆さんもご存知の某大企業の創業者が、一代で上場を果たし成功したのだって、理解して出資してくれる協力者を見つけて実際に自分の望みを叶える支援をしてもらった結果です。「運」もありますけど、これは「縁」を自分で引き寄せて成果に結びつける素養と努力があったのです。

縁の引き寄せは「ジジ殺し」に学ぶべし

「ジジ殺し」って知っていますか? 起業家には絶対に必要な能力だと、昔から言われていますが、日常生活にも応用できます。年上に可愛がられる、そうすると無条件で金銭的な協力を得ることだってあります。

私の経験から、「ジジ殺し」として名を馳せた人に共通するのは、可愛げがあるということです。わかりやすく言うと、無邪気に見えるところが、年配者からすると「すごく可愛い」と受け取られて、心に響くんでしょうね。

あなたが雇われる側としてイメージしてみても、出来たばかりのわけもわからない会社で働きたいと思いますか? よほど社長に人間的な魅力がないと人って集まらないですよね? 起業するとなったらこんなに沢山もの困難を乗り越える気力・知力・体力が必要です。
さらに、人を引き付ける魅力も重要ですよね。

これが出来ない人(特に男性)は多く、逆に「ジジ殺し」が出来ている人って、変なプライドがない、情熱にあふれているという特徴があります。もしくは、目上の相手をすごく感心させる知識だったり頭の回転が速いとか、なにか光るものがある。そういうものがないと、ビジネス的なつながりで、年上の男性をコロッとはいかせられない。

スモールケースですが、私が独立するときもこれを実感しました。若造を助けてあげようと資金を援助してくれる方がいました。この支援があるのと無いのとでは、スタートアップの企業にとってはまったく違います。

もちろんある程度意識することもありましたが、情熱を持って頑張る若者の姿を見て、年配者の方は昔の自分に重ねるんでしょうね。だから「騙そう」「利用してやろう」という気持ちより、若者の情熱が年配者の気持ちに作用している部分が大きい。自分も20代、30代のときはこうだったな、と思い返して、ついつい助けたくなってしまう。そういうものです。

何か実現したいことがあるなら、情熱を持って、ひたむきに努力すること。この姿勢は、「縁」を確実に引き寄せてくれます。そしてそういう人に「運」が巡ってくるものです。

運は確率論です。行動しましょう。

「運」は、完全に確率の問題になってきます。これを読んでくれている読者の皆さん含めて、世の中の人間総じて、「運」に巡り合う確率は1/100くらいだと思っています。

だけど、1万回人と合ったり話したりする人だと、自ずと絶対値は増えます。母数が100だとしたら、1回しか運は巡ってこない。だから、「運」に巡り合う確率はみんな平等なのです。はたから見て「運」がいい人っていうのは、実は見えていないだけで絶対的な行動量がある。他人は上辺しか見ていないんですよね。

さらに、「運」を無駄にしない見本となるエピソードがあります。行動することは大切ですが、のべつ幕無しに行動していても埒があきません。ある社長さんは、自分にとって大切な知り合いの誕生日を記録し、プレゼントやメッセージを送ったり、何か一緒になる機会があれば、それをきっかけに手書きのお礼状を渡すなど、「ここぞ」という瞬間を逃さないように、秘書の方に指示をしているそうです。つまり、相手が喜ぶポイントをよく理解し、運の質を高めている。

確率論で片づけられる「運」ですが、その成功率を高める努力は自分次第でコントロールできますよ。

加谷珪一 お金 縁 運 成功

加谷珪一 かや けいいち

経済評論家。仙台市生まれ。東北大学工学部原子核工学科卒業後、日経BP社に記者として入社。野村證券グループの投資ファンド運用会社に転じ、企業評価や投資業務に従事。その後、コンサルティング会社を設立し代表に就任、中央省庁や政府系金融機関など対するコンサルティング業務に従事。経済、ビジネス、マネー、政治、ITなどの分野で執筆を行っており、多くの媒体で連載を持つ。「加谷珪一の分かりやすい話」にて、お金から社会問題まで、日々情報を更新中。

Illustraiton: Minami Kitamura Edit: Norie Sato

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