アートディレクター平林奈緒美さんに聞いた「あなたが尊敬するワーキングウーマンを教えて!」働く女の流儀 #01

アートディレクター平林奈緒美さんに聞いた「あなたが尊敬するワーキングウーマンを教えて!」働く女の流儀 #01

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働いていると時折出会う、かっこいい女性たち。 彼女たちのまわりにはまたきっと 素敵なキャリアウーマンがいるに違いない。 そんな仮説に基づいてリレー形式で取材しました。 まずはギンザ編集部がリスペクトする仕事人、 平林奈緒美さんからスタート!

 

アートディレクター
平林奈緒美

 

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事務所での打ち合わせはグーグルカレンダーで管理してスタッフと共有していますが、自分自身のスケジュールはメモなどの紙類もひとつにまとめておきたいから手帳じゃないとだめなんです。何日か候補日がある予定は書き込める紙テープを貼っておき、フィックスしたらはがしてペンでスケジュール帳に書きます。その作業がなんだか気持ちいいし、自分の中でも整理ができるんです。

一方で、連絡手段は極力メールにしています。作業に集中するため、やりとりする時間をコントロールしたい。いつでも話せる、となるとどうしてもお互いに緩みのようなものが出てくるし、直接話さないとだめなことって実はそれほどないんです。記録に残しておけるので、トラブルが起こった時も役に立ちます。このぐらいでいいかな、と思えてしまえば楽なのだと思いますが、ぎりぎりまで粘れる精神力を保っておくことがデザイナーには大事だと思っています。余計なやりとりをしないのは、そのための環境づくりのひとつかもしれません。

ちゃんとした休みはほぼないのですが、今は必ず週1回テニススクールに通っています。年齢を重ね、職歴も長いと、仕事ではどうしてもベテランの立場。でもテニスでは私が一番下っ端で、一回り以上年下のコーチに打ち込まれる(笑)。自分のダメっぷりを思い知ることができて、精神修行になっています。

今年初めて客船のロゴをデザインしました。1月に行われた進水式に参加して船の命名と、船と造船所をつなげている縄を斧で切断する「支綱切断」をさせていただいたんです。スタッフが皆男泣きしていてさすがにちょっと感慨深かったです。ずっと後に残るもののデザインができるのはうれしいですよね。いつか空港や銀行のデザインもやってみたいと思っています。

 

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スケジュール帳は今年からエルメス。「白紙のページが1枚ずつ挟まっているのがいい。覚えておきたいものの切り抜きなど、何でも貼っておけます」

 

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たくさんのものが入り、どんなスタイルにも合うバーキン。他のバッグは処分し、今はこれしか使っていない。

 

 

次のバトンは・・・

〈ヤエカ〉デザイナー
井出恭子さん  

「おっとりしていて誰に対しても嫌な感じを出さずに、 自分たちのやりたいことを進めるのはすごい。」
by  平林奈緒美さん

平林奈緒美

ひらばやし・なおみ≫ 2011年5月号から約3年間『GINZA』のアートディレクションを担当。根津にオープンした八百屋「ベジオベジコ」のロゴデザインも手がけている。

Photo: Yuki Kumagai
Text&Edit: Itoi Kuriyama

GINZA2017年6月号掲載

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