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レトロかわいい♡「野の花」司の花束

レトロかわいい♡「野の花」司の花束

野の花だからこそ生まれる“物語”に母娘の会話も弾む

アカツメグサにサクラコマチ、ハナミズキ。カーネーションと同じナデシコ科のナデシコもさりげなく。ブルーのアクセントはワスレナグサ。小ぶりで、どこか素朴な花々をぎゅっと、さりげなく束ねた小さな和の花束は、『野の花 司』のもの。銀座のど真ん中ながら、落ち着いた雰囲気の路地にお店を構えて20年。その名のとおり、自然に咲いている野草を扱う専門店が、ギンザレディーが母親に贈る花束をイメージして作ってくれた。「うちで扱うのは、昔だったら近所の道端に咲いていたような花や植物。だから、お客さんからよく『この花、子供の頃近所に咲いてた!』とか『田舎が懐かしい』なんて言っていただけるんです」と、フローリストの矢代多喜さん。

野の花司 母の日 銀座 ギフト 花束 ブーケ
買い付けは市場のほか、全国各地から直送で届くものも。取材した日は、岩手のカタクリやふきのとう、新潟の延齢草、神津島のエビヅルなど、普段生花店ではあまり見かけない草花もたくさん目にした。都会の真ん中で、これだけたくさんの自然の植物と触れ合えるのは、とても贅沢なこと。「体が不自由で、お庭に出られない高齢の方にも、喜んでいただけるんですよ。母の日の花束も、お母さんが慣れ親しんだ花を贈ったら、母娘の会話も弾むんじゃないかしら」。物語のある花束。内緒でオーダーするのもいいけれど、母親と一緒に訪れて、花を選ぶのも楽しそう。

野の花司 母の日 銀座 ギフト 花束 ブーケ

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お店のある建物は昭和40年代の建築。古い木の柱や、どっしりとした梁。味わいのある内装にも、思わず見入ってしまう。和のかごを使ったアレンジは¥3,000から。1000円台からと手ごろな値段で揃う作家モノの器や花瓶も見逃せないし、店頭に並ぶ盆栽にもつい目を奪われる。2階にはお茶や甘味がいただける茶房を構えているので、花束のオーダーついでに一息、もおすすめ。
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母の日をイメージしてピンク系に。和紙×セロファンで包み、花の色と合わせたラフィアのリボンを。予算や色合いなど、リクエストに応じて作ってくれる。¥3,000(税抜)。

 

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野の花 司
住所: 東京都中央区銀座3-7-21
✆: 03-3535-6929
営業時間: 10:00~19:00、日祝11:00~18:00 無休
母の日の花束は電話かウェブサイトから予約を。

Hiroko Yabuki

ライター兼通訳案内士。2008年に渡英しロンドンへ。帰国後は雑誌で執筆するかたわら、海外から日本を訪れる旅行者を日々案内。www.tokyoai.jp

Photo: Mai Kise Text: Hiroko Yabuki 

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