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お家時間をクリエイティブに。アテネ在住のアシーナ・デルヤニスの過ごし方

お家時間をクリエイティブに。アテネ在住のアシーナ・デルヤニスの過ごし方

何かと家で過ごす時間が長くなりそうな今年の夏。どうせなら楽しく、クリエイティブに過ごしたいもの。そこでアーティストやデザイナーなど、世界で活躍する女性クリエイターたちに、仕事から趣味まで、お家時間を充実させるために実践していることを聞いてみました。


アテネ市内の中心部、アクロポリスにもほど近い下町“ヒストリカルセンター”で暮らすアシーナ。ダンスプロデューサーとして、コンテンポラリーダンスやアートなどのプロジェクトを手がけるスイス・ジュネーブの〈FLUX Laboratory〉のアテネ支部を取り仕切る一方、夫が主宰する雑誌『KENNEDY MAGAZINE』のデザインにも携わる。2LDKの広々としたアパートには、二人の共通の趣味である音楽に関するアイテムや、アート作品がいたるところに。「どんな素敵なホテルよりも、我が家が一番。家を心から愛しているの。以前は夫と共に仕事や旅行で家を空けることが多かったのだけれど、コロナでロックダウンされてからは、ここで過ごす時間が一気に増えて、より愛着が増したわ」。料理をしたり、手紙を書いたり、ガーデニング、お昼寝も。特にギリシア人にとって、午後に仮眠をとってリフレッシュするのはとても重要なことらしく、「みんなが昼寝をする15時から17時半くらいの間は、街が静かになる」のだとか。

デスクワーク中のアシーナ。オフィスヘは週に3日出社し、残りはリモートで。アテネの〈FLUX LABORATORY ATHENS〉のディレクターとして、ダンスカンパニーのプロダクションや、エキシビションに携わる様々な業務を取り仕切る。グラフィックデザイナーの顔も持ち、『KENNEDY MAGAZINE』のデザインも手がける。

 

アートと音楽に囲まれた時間を過ごす

仕事でもプライベートでも、アーティストと触れ合う機会が多く、家中のいたるところに、様々なアーティストの作品が。ダイニングエリアの棚にはレコードがぎっしり。「夫のクリスは大の音楽好きで、レコードを2000枚以上持っているの。今よく聴いているのは1970年代に活躍したシンガーソングライターのサイ・ティモンズのアルバムよ」

 

暇さえあれば本を読む

本の虫だというアシーナ。お気に入りはヘンリック・プリエンヌの写真集で、偉大な先人たちの冒険譚や日記、詩や手紙などの記録を読むのが好きなのだそう。「憧れは “図書館みたいなベッドルーム”。いつか寝室をそんな風にできたらいいな」

最高の思い出をしたためる

幸せな記憶は手書きで書き留めておく主義。〈モレスキン〉の小さいノートをたくさんストックして、アイデアから日記のようなことまで、とにかく書く。「旅先のホテルの部屋で手紙を書いて、隠して帰る、ってことをよくやっていたわ。その手紙を誰かが見つけて、驚きながら読む瞬間を想像するのが楽しくて。だってもしかしたらその人の人生が変わるかもしれない、って思ったら、素敵じゃない?」

 

ヘルシーに食べて、愛をシェアする

料理をする時間が増えたことがロックダウン後のライフスタイルの一番の変化、とアシーナ。「料理は私が私であるために必要。人をもてなすってことは、愛を伝える最大の手段だって思っているから。夫はもちろん、家族や友人たちへの愛情をシェアするメソッドでもあるの」

 

植物からのエネルギーをおすそ分けしてもらう

街を見下ろすバルコニーでは、レモンやキンカン、イチヂクなどの植物がすくすくと。「数年前まで、植物を枯らすのが得意だったのだけれど、何がどう変わったのか、今は育てている花々がみんな幸せそうなの(笑)」。リビングやキッチンにも、その時々の花々やハーブをアレンジ。

家で過ごす時間が増えた今、他にも色々なことに取り組んでいるというアシーナ。「カーテンを作ったり、ドローイングに挑戦したり。家具の配置を少し変えるだけで、エネルギーの流れが良くなる気がするの。でも『何かしなくちゃ』って意気込みすぎはダメ。時には何もしないで、ただボーッと天井を眺める時間だって大切だと思うから」

アシーナ・デルヤニスさん

Athina Delyannis

ダンスプロデューサー。1987年、ギリシア人の父とフランス人の母の間にフランス・アルザス地方サン=ルイで生まれる。仏ストラスブールの大学でグラフィックデザインと彫刻について学び、パリへ移住。現在はフォトグラファーで『Kennedy Magazine』編集長でもある夫のクリス・コントス(今回の撮影も担当)と、今年生まれた子供と共にアテネで暮らす。

Hiroko Yabuki

エディター・ライター。通訳案内士のラインセンスを持ち、海外アーティストのインタビューや撮影コーディネーションも行う。

Instagram: @tokyoai_hiroko

Photo: Chris Kontos  text and edit: Hiroko Yabuki

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