私と部屋 vol.28 食と暮らしと探究心。メゾネットタイプの部屋で、スタイルに沿った空間づくりを ー塚本 紗代子さん

玄関から見たリビングの風景です。日中には奥の窓から柔らかい光が入ってきます。りんご箱を重ねた棚に食器を収納しています。基本的にインテリアは作家さんや自分の手作りの家具など、それぞれに物語のあるクラフトのものをセレクトしています。

リビングに置いてあるこちらもやはり作家さん手作りの木のロングテーブル。一目惚れして購入しました。写真のようにずらっと料理を並べることができるところや風合いも気に入っています。自宅で料理教室を行っていることもあり、居住スペースというより、カフェのような空間を作りたくて購入しました。

2階から覗いた様子です。自宅兼アトリエとして教室なども開催できるように、メゾネットタイプのお部屋を選びました。1階をアトリエや活動スペースとして、2階は寝室として素養しています。自分の生活にベストな構造なので、ここに決めてよかったと感じます。

こちらのコーナーのコンセプトは、ずばり魔女の研究室です。スパイスやハーブを集めるのが楽しくて好きなので、瓶がぴったり収まる専用の棚をゲットしました！集め出すと種類が星の数ほどあるので、この棚だけでは収まり切らなくなってきたのが最近の悩みです（笑）。

お仕事で使ったお花や植物は捨てるのがもったいなく、吊るしてドライフラワーとして飾ったり、カゴにディスプレイして楽しむようにしています。ひょうたんのように見える野菜は、農家さんからいただいたバターナッツかぼちゃです。

壁には一風変わった木の花瓶が掛かっています。挿してあるのは、苔玉の胡蝶蘭。絵画のようにお花が飾れる花瓶は、気分によってちょっとした量の植物を挿し替えたりするだけで季節も感じられるので、とてもお気に入りです。

こちらはキッチンの様子です。冷蔵庫が業務用なこともあり、流し部分はなかなか狭い環境ではありますが、たくさんの調理器具を身の回りで扱えるので意外と作業しやすいです。

友人からポートランドのお土産でいただいた野菜のポスター。レトロな雰囲気も可愛くお気に入りです。タッチや細やかな色彩が図鑑の絵のようで、壁に飾るとアトリエ感が増した気がします。

友人からいただいた食器棚は、使い古されたなんとも言えない感じが気に入っています。収納された棚いっぱいの食器が、ボリューミーなドライフラワーと相性よく飾られているように見えて、不思議な魅力を醸し出しているスペースです。