私と部屋 vol.72 花と香りに癒されて。日常のオンとオフを切り替えるリラックス・ルーティン ー 高橋美穂さん

リビングはあまり物を置かずシンプルに。余計な要素を省いて、居心地のいい空間になるようにしています。モロッコで買ったお気に入りのクッションを置いているのは、ヴィンテージのアーコールチェア。このチェアに座ってお気に入りの写真集を眺めながらまどろむ時間が好きです。

蛍光灯が苦手なので、温かみのある照明に付け替えました。西向きのリビングには夕方になると柔らかい陽射しが入り込み、東向きの寝室では朝日とともに心地よく目覚められます。以前は南向きで逆に日差しが暑かったので、今は丁度良いです。

シェルフにはその時々で気に入っているものたちが並んでいます。雑誌や写真集、旅先で購入したフラワーベースや石、いただきもののオブジェなど、気分で配置を変えたりして楽しんでいます。

特にお気に入りなのが、Andrea Kollar によるマチルダ。ボディラインが形作られていて、飾るお花全てを艶やかに色っぽく魅せてくれます。置くだけで空間がぱっと明るくなる気がします。

増え続ける本たち。読書が好きなので実家から厳選して持ってきたはずが、寝室にある本棚にはすでに収まりきらず。リビングの飾り棚にも拡大しつつあります（笑）。場所は取っても、本は紙派です。

こちらはレコードスペース。好きな映画のサウンドトラックや、レコードショップ巡りでジャケ買いしたものまで、幅広く聴いています。

ベランダではグリーンたちの水浴びをさせています。鉢はシンプルで小ぶりなものを使用。それぞれの方向へ伸びて育っていく3兄弟が可愛いです。

器が好きで少しずつ買い揃えています。こちらはAELUのgalleryで購入した山田隆太郎さんの器たち。 器好きが高じて最近は陶芸教室に通い始め、花器や器作りを始めました。

自粛期間を経て自炊をするようになり、体の調子が良くなりました。帰りが遅いので軽めに済ませる日が多いですが、なるべく季節の旬野菜を摂れるようにと、無理せず10分くらいで手早く作れるものを意識しています。お休みの日に作り置きしておくことも多いです。

玄関にも生花を飾って、気の流れを良くしています。フラワーベースは旅先で買ったものと、nude vintageで購入したもの。どちらもヴィンテージならではの魅力を放っています。

深い眠りは、仕事とプライベートのオンとオフを切り替えるのに大切です。寝る前は枕元にあるお気に入りのフロアランプ（稲熊家具製作所）を点けて、お香を焚いて本を読んだり、アロマオイルでマッサージしながらリラックス効果を高めています。