満州国・新京市生まれ。1955年に映画『緑はるかに』でデビュー。日活の看板女優として活躍し、出演本数は150本以上。現在テレビ朝日・帯ドラマ劇場『やすらぎの郷』、NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』に出演。11月新国立劇場『プライムたちの夜』に出演。写真集『8人の女』(マガジンハウス)が発売中。
【スター日記】浅丘ルリ子:やすらぎファン必見。気さくで華麗なお嬢の日常
やすらぎファン必見。気さくで華麗なお嬢の日常
🗣️
浅丘ルリ子
ドラマの撮影が始まりました。倉本聰さんからこのお話をうかがった時は「面白い!」ってすぐに飛びついたの。斬新な設定だし、いろんな方向に話が広がっているからとても楽しい。台本を読んでみたら実際にあったことや、それに近いことが書かれていて「私のことも書いてあるじゃない!」って1人でクスクス笑っちゃいました(笑)。
安くて可愛いアクセサリーを見つけると、あれもこれもとつい買っちゃう。自分で作るのも大好きで、ビーズのストラップやブレスレットをたくさん作って周りの方にもプレゼントしています。ドラマで使うアクセサリーは基本すべて自前なので、いっぱい用意して衣装に合わせて選びます。楽しいけれど、付け替えるのが大変よ(笑)。
背中に紙をくっつけているのは、唐木監督。セットの備品に貼ってある紙でイタズラされちゃったのね(笑)。今回のドラマはいい人たちばかりで、現場は常に和気藹々。待ち時間はマリリン(加賀まりこ)、マロ(ミッキー・カーチス)、大納言(山本圭)とずっとおしゃべりしています。本番の声がかかってもしゃべってますからね(笑)。
血行が滞ると脚がだるくなってくるので、時々こうしてストレッチをしているの。家でもほぼ毎日、15分ほどやっています。それと、健康のために続けているのがホットヨガ。昔から顔には汗をかかなかった私も、40℃の中で1時間半やるとさすがに汗がだらだら。汗をかくのってこんなに気持ちいいのかっていうくらいかくんですよ。
『やすらぎの郷』のプロデューサーは3名いて、みんな本当にいい方。私が楽屋で髪をセットしていると、3人で目の前のソファに座ってペチャクチャおしゃべりしているんですよ(笑)。写真の中込さんとは以前もドラマでご一緒したことがあり、「どうしてこのシーンはアップじゃないの?」と、グチを言ったり甘えたりしています(笑)。
麻雀のシーンって、台に牌を仕込まないといけないので意外と時間がかかるんです。ちなみにマリリンと私は麻雀ができるけれど、大納言と兵ちゃん(石坂浩二)は余りやらないの。この時は、ミッキーさんが麻雀をまったく知らないので手がかかりました(笑)。マリリンが「私が打ったら次はあんたなの!」と一生懸命教えてました。
3〜4カ月ほど前にいただいたこのカバンは、友達のお母さまの手作り。クリムトなどの絵を革に写すところから手でお作りになるから、世界に1個しかないんです。私のカバンはどれも大きくて、いろんなものが入っているので重いんです。お財布、薬や飴類、化粧道具…。ありとあらゆるものが入っていると安心なんですよね(笑)。
彼女とは昔から大の仲良し。今も何かというと電話して、「セリフ覚えた?」「覚えてな〜い。疲れちゃったから何か食べに行こっか」と出かけることもしょっちゅうです。情報通で頭のいい人だから、いろんなことを知っているのよ。私は道がわからないものだから、年中この人に迎えに来てもらって。本当にお世話になっています(笑)。
石坂浩二さんと私は元夫婦。今回ご一緒することになって驚いたけれど、とてもうれしいことだと思いました。約15年ぶりの再会だったので、顔合わせの時に私たちがどんなことを話すのか、みなさんは興味津々だったみたい(笑)。兵ちゃんが中心になって頑張ってくださっているので、ドラマもすごく素敵な作品になっています。
Text&Edit: Emari Majima