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スタイリスト・木村舞子さんと一緒に、サステナブルライフへの道!vol.6 ゴミを減らすため自作「キエーロ」を作ってみた

スタイリスト・木村舞子さんと一緒に、サステナブルライフへの道!vol.6 ゴミを減らすため自作「キエーロ」を作ってみた

最近、環境問題が深刻になる中で、スウェーデンのGreta Thunberg(グレタ・トゥーンベリ)をはじめとしたアクティビストや様々なセレブリティ、ファッションブランドがアクションを起こすようになってきました。日本でも話題に上がることも多くなってきたサステナブル(※持続可能なという意味)。私たちも傍観しているわけにはいきません。
大好きなファッションをいきなり全部サステナブルなものに切り替えるのは、なかなか難しいですが、日々の生活で出来ることから始めようと決心しました。不要なものを削ぎ落としていくことでミニマルなライフスタイルにもなるし、一石二鳥です。まだまだ勉強中ですが、私が取り組んでいることを皆さんにシェアしたいと思います。前回の記事:vol.5 “STAY HOME” 今できることを考える—その2


スタイリスト木村舞子 安藤晶子スタイリスト・木村舞子さん

木村舞子的、サステナブルライフへの3か条
・不要な包装を断る
・プラスチック製品を極力避ける(プラスチック製品の中には健康に害があるものも!)
・より環境や身体に優しいものを選ぶ (切り替える)

 

Vol.6 ゴミを減らすためにできること

最近お家時間が増えたことによって自炊する機会が普段より増えましたね。毎食自炊となるとゴミの多さに驚いている方も多いのでは無いでしょうか?私も普段はなるべくプラ包装されて無い食材の購入を心がけていますが、ファーマーズマーケットは休みだし、わざわざ電車に乗って遠くに買い物に出かけるわけにもいかず、近所のスーパーマーケットで買い物しながら極力ゴミが出ない方法を日々考えています。そして問題は大量の生ゴミ。一人暮らしならまだしも家族がいる方は日々大量の生ゴミが出ますよね。私はこのお家時間を利用して生ゴミを削減する方法を真剣に考えたので、少しここでシェアしたいと思います。

前々から興味があったのはコンポスト。生ゴミを土に埋めて、バクテリアにより生物分解させる方法です。臭いや虫が発生しそうで、なかなか都会の真ん中で始める勇気がなかったんですが、神奈川県葉山町に住むご夫妻が開発したキエーロという臭いも虫も発生しにくいコンポスターのことを知ってから自分もやってみようかなという気持ちになりました。コンポストはバケツ型やミミズ式、電動式の物など色々ありますが、私が調べた限り、湿度の高い日本でコンポストをするにはこのキエーロが一番良さそうでした。
庭があるお家ならば地面に直置きするタイプ、マンションなど限られたスペースの場合は底板が付いているタイプが使えます。
ただこのコンポスター、今は全国的に販売をしておらず、神奈川県内など配達可能な地域に限定されているので私は購入ができず、お家時間を利用して自分で作ってみることにしました。
※神奈川県内や関東近郊の一部自治体では、キエーロを助成していて、安く購入することも可能なので是非お住まいの自治体で調べてみてください。キエーロ葉山: www.kiero.jp

DIY初心者の私には一から木箱を作るのは難しかったので、深めの木製プランターを購入し、そこに廃材で作った木枠で蓋部分だけ作りました。それでも結構難しくて枠がちょっと曲がって付いてしまいましたが、機能的には問題ないので良しとしました(笑)。(もし自分で作るのをトライしてみたい方はキエーロのサイトに簡単な作り方が載っているのと、ネットで検索すると自作している人のサイトがいくつか出てきます)
キエーロは太陽の光と風をうまく利用してバクテリアに分解させるものなので、サイドには風が通るように隙間が開いていて、蓋の上部は太陽の光が土にしっかり当たるように透明な素材を利用します。(波版を使っているのは雨が降った際にすぐに水が流れ落ちるようにです) 中の土はホームセンターやamazonでも購入可能な黒土を入れます。

早速生ゴミを投入してみます。生ゴミの分解には夏場は5日、冬場は2週間ほどかかるそうなので、日々の生ゴミは蓋付の入れ物に溜めておいて、まとめて埋めます。その際に場所を少しずつ変えながら埋めていくと効率よくいくそうです。太い骨や貝殻、梅干しや桃などの種、食べ物で無いものは分解できません。玉葱の外側の皮など繊維質が多いものや柑橘系の皮、根菜類も分解に時間がかかるみたいです。
今回は人参やナス、トマトのヘタ、使い終わったソープナッツ、痛んでしまった米糠、ライムやキウイの皮など。(結構分解しにくいものをいきなり入れてしまいました…)
30cmほど深めに穴を掘って、そこに生ゴミを投入します。そこに少し水を入れて土と混ぜ合わせて、最後に乾いた土を被せます。表面の土が乾いていることによって臭いや虫が発生しにくいのだそうです。ちなみに生ゴミを分解しても土自体は増えません(!) 私は単純に生ゴミ処理として使うのでそれで全く問題ありませんが、堆肥として利用したい方は都度土を補充する必要があります。

 

根本の生ゴミ自体を減らす工夫

全ての生ゴミがコンポストできればいいのですが、分解できないものもあるし、マンションに設置できるタイプは大きさが限られるので何でもかんでも入れるわけにはいきません。根本の生ゴミ自体を減らす工夫も必要です。
私は野菜に関しては玉ねぎの外皮のように食べられないもの以外は皮付きで食べるようにしています。実際その方が栄養価も高いし、腸内細菌を増やす食物繊維もしっかり取れるのでお勧めです。そして、食べられない皮や芯、ヘタの部分などは都度貯めておいてベジブロス(野菜だし)を作るのに使います。ベジブロスで作るベジタリアン味噌汁やスープは野菜のファイトケミカルが詰まっていて健康にもいいし、とても美味しいですよ!

あと最近気になっているのがこの夏に公開する予定の『もったいないキッチン』という映画。「もったいない」という言葉が浸透している日本でなぜこんなにもフードロスが多いのか?ということに疑問を持ったオーストリア人のフードアクティビストで映画監督のダーヴィド・グロスがリユース材で作ったキッチンカーで日本全国を旅しながら、廃棄食材で料理を作っていくというロードムービーです。ただ映画を作るだけではなくHPではフードロスを無くすための様々な組織や取り組みも紹介していて、たくさんのサステナブルなアイデアが紹介されています。

お家でゆっくりできる時間があるので新しいレシピにトライしたり、手の込んだ料理を作れるのは楽しいですよね。せっかくなので食材も可能な限り全部使い切って、さらにゴミとして捨てるものが少なくなればもっと気持ちいいはずです。コンポストは中々さくっとできるものではないけれど一度コンポスターさえ作ってしまえばあとは簡単。皆さんもできることから是非実践してみてください!

木村 舞子 Maiko Kimura

百々千晴氏に師事し、独立後は雑誌や女優のスタイリングを手がける。ベーシックアイテムを主軸としたスマートなスタイリングが得意。
Instagram: @maiko.mu

Illustration: Akiko Ando Text: Maiko Kimura Edit: Karin Ohira

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