18 Aug 2020
クローゼット問題を解決するQ&A:服が減らない、ハンガーはどう使う? etc.

服を愛してやまないギンザレディたちのお悩みを公式 Instagramで募集。整理整頓テクニックから今すぐ真似してみたい裏技まで、Q&A形式でお片付けのプロからのアドバイスとともにご紹介します!
とにかく服が減らない!
量を減らすコツは?どこから手をつけたら…
手始めは靴下&部屋着!&格下げ服を作らないこと
靴下やタイツから整理すると達成感が得やすく、エンジンもかかります。平均約10足あれば足りるので見直しのメドに。シーズンを通して出番がなく、化石も同然の柄タイツは心を鬼にして処分。 また、着なくなった服を格下げして必要以上に増える“ルームウ ェア症候群”が蔓延中。枚数は上下 3セットで十分。部屋着はリラックス感が大事なので、外出着とは異なる機能性が求められる上、お気に入りから外れたものではお部屋時間が楽しくない!
「いる」「いらない」の見極め方は?
ラックの左右を使い分け可視化
仕分けに悩みがちな人には、着用後や洗濯して戻ってきた服をクローゼットの右端から掛けていく習慣づけがおすすめ。すると左側に「着ない服」がたまり、一目瞭然に。 それらがノータッチのまま2カ月経過したら、いったん紙袋へ移動して保留を。さらに2週間そこから取り出さない場合、ほぼワンシーズン着なかった=なくても困らない証拠。必要なしと判断して。
永遠のハンガー問題
最低限必要なものは?
用途が広い3タイプで十分
迷子になりがちなハンガー選びですが、そろえるべきはたった3種類。基本的なタイプは滑り止め付きを。ずり落ちや散らかり防止にもなります。意外と応用が効くのがパンツハンガー。パンツはもちろん、二ツ折りにしたワンピースや大判のストールにも。マフラーは重さのバランスをみながら3~5本まとめて。見落としがちなのがコートハンガー。肩の部分に厚みがあり、重めのアウターでも跡が残りにくい。長持ちさせるためにも手を抜かずに!
ハンガー掛けと折り畳み、向き不向きはある?
“ シワリスク”の高さでジャッジ
ポイントは素材感、すなわちシワのできやすさ。Tシャツやとろみ素材のシャツなど、いざ「着るぞ!」と手にしたとき、アイロンをかけないとダメそうな服はハンガーがベストです。一方でボトムは掛け、という既成概念は捨ててよし!化繊のプリーツスカートやシワ加工パンツなどは、畳んで引き出しに移動。その分、ハンガー必須アイテムの場所が確保できます。
ADVISER: 林 智子 はやし・ともこ
ライフオーガナイザー、クローゼットオーガナイザー。ライフスタイル誌等で活躍。著書『だれにでもつくれる最強のクローゼット』(ワニブックス)。
Illustration: Tomoko Fujii Text: Hiroko Yabuki
GINZA2020年7月号掲載