22 Aug 2020
クローゼット問題を解決するQ&A:「今日着る服」を早く決めるには? etc.

服を愛してやまないギンザレディたちのお悩みを公式Instagramで募集。整理整頓テクニックから今すぐ真似してみたい裏技まで、Q&A形式でお片付けのプロからのアドバイスとともにご紹介します!
コーディネートに時間がかかる
毎日のスタイリングを考えやすくしたい!
特設スペースで “週末道場”
クローゼットの一部に専用スペースを設置し、週末の空き時間にコーディネートの先取りをしてみては?そこに翌週の月~金曜日に着る服を組み合わせて順番に並べておくと、忙しい朝にバタバタしないし、常連アイテム以外にも目が届き、手持ちのものを戦力としてフル 活用できます。新しいマッチングも思いつくので幅が広がり、“無駄買い”の予防にも。
黒の洋服が多くて、必要なものが探しにくいです
タグ &リボン大作戦で解消!
パッと見、似た感じの洋服が並んでいても、見分けられる状態を作りましょう。たとえば、黒のシャツでも素材や質感ごとに並べ、切り替わるタイミングでクローゼットのバーにタグ を付けてお知らせ。ブランドごとにリボンの色を決めてハンガーに巻きつけるのも、見た目にも楽しく機能的です。それぞれのブランドのリボンだと、なおテンションが上がります。
投稿多数!三大お悩みアイテム
下着や機能性インナー靴下がごちゃつきます
コンパクトにするコツを覚えましょう!
鉄則は「立てて収納」。散らかり解消には畳みの技術が必要です。ブラジャーは半分に折り、肩紐をカップの下へ隠すように入れてコンパクトに。キャミソールやタンクトップは身頃を1/3に、ブラトップは中心から半分に折り、同様に小さく折り畳みましょう。くるぶしソックスは爪先から数回折って、足首のゴム部分を引っ張り、畳んだ箇所を丸め込み長方形に。通常の靴下も数回半分に折った後、足首のリブをくるりと折り返して固定。どちらも引き出し内に立てて保管すれば、バラバラ問題回避!
帽子持ちなんです。どうやってしまうべき?
クローゼットの外に逃す発想もおすすめ
場所をとる帽子はクローゼットの中に保管するという考えを変えて。一軍のキャップやバケットハットは壁やドアにフックを取り付け、二軍以下だけ畳んで引き出しへ。つば広のストローハットなど畳めない素材もハンギングしましょう。シーズンオフにはお気に入りの箱や帽子用ボックスへ。並べるだけで絵になる上、使いやすいです。
バッグの形がバラバラでうまく収納できません
“スタンドアップ”な仕組みを作る
ふぞろいで重ね置きも難しい場合、いかに立てるための仕掛けを用意するかがポイント。薄いトートやエコバッグなどは深型の収納ボックスへ。ショルダーやチェーン付きも肩紐を本体に入れればすっきり。容量のあるバケツ型のかごバッグは、それ自体を収納兼用に。丸型や底が自立しないものも立てて入れられ、機能的かつ省スペース。
ADVISER: 林 智子 はやし・ともこ
ライフオーガナイザー、クローゼットオーガナイザー。ライフスタイル誌等で活躍。著書『だれにでもつくれる最強のクローゼット』(ワニブックス)。
Illustration: Tomoko Fujii Text: Hiroko Yabuki
GINZA2020年7月号掲載