17 May 2022
世界の憧れスイートホーム パリ編 vol.2
鮮やかな色を大胆に組み合わせ開放感を大切にした部屋づくり。北欧からパリ、NY、ベルリン、ソウル。ファッショニスタの自宅を拝見！
パリ
サラ・ウエタ
Sarah Ueta
「Kravits Inaba」「Iné」ファウンダー
天井高のある広々とした部屋には窓から燦々と光が注ぐ。モード・ライフスタイル関連のPRエージェンシーとケイタリング会社を手がけるサラは、パートナーのジョナタンと、可愛いジャックラッセル2匹と暮らしている。
「彼がインテリアが好きで、テーマはパリジャンスタイル。とにかく気に入ったものしか置きたくないので、家にいるとつい趣味に走ってしまいます（笑）」
人生3分の1は寝て過ごすのだからと、今回の引っ越しでベッドを奮発して購入。「熟睡できるので仕事をがんばる活力になってます。ベッドルームにあるテーブルで太陽の日差しを感じながら漫画を読む幸せ。ロックダウン中はここが私のオフィスになりました。この家でいちばんの落ち着く場所で、何より大切な時間です」
ゲストルームに置いたローテーブルは「初めて買った北欧ヴィンテージ家具。15年前からずっと持っているものです」
お弁当が人気のケイタリングの仕事もこのキッチンで。「鍋や包丁が使いやすく並んでいるイタリア風のスタイルに改装したいなと夢見てます」
サロンの家具はほとんどネットで探して購入。プレスをしているのでファッションやアートの本がたくさん積まれている。
窓があるお風呂はパリジャンの憧れ。アンティークの鏡をここに。照明は〈アスティエ・ド・ヴィラット〉。「このシリーズが大好きで買い集めたもの」
ベッドルームの窓際に置いたテーブルで漫画を読むのが至福の時。日本から持ち帰った『ベルセルク』を愛読。
キッチンにあるテーブル。彼と2人のときはここで食事をする。この冬はツリーを飾らなかったので壁にオーナメントを。
こだわりのマットレスはBHVで買った〈シモンズ〉。「家でもっとも高い買いものです」。ブランケットは〈ロエベ〉。
〈アスティエ〉や〈マチルド・マルタン〉のセラミックに花を活けて。アスティエに目がなく、食器類はほとんど。犬たちの水飲みも！
Photo: Mari Shimmura Coordination: Masae Takanaka Text&Edit: Aiko Ishii
GINZA2022年3月号掲載
