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都会と下町が絶妙ミックスした北千住の河川敷:映像作家・吉開菜央さんの超私的スポット

都会と下町が絶妙ミックスした北千住の河川敷:映像作家・吉開菜央さんの超私的スポット

東京で好きな場所はどんなところ?カルチャー界で注目の人たちに そんな質問を投げかけたらトレンドやニューオープンなどの情報とはひと味違う持ち味が見えてきた。


映像作家、振付師、ダンサー
吉開菜央

北千住の河川敷 
北千住駅から徒歩約10分。目の前に荒川が流れるサイクリングコースには、サイクリング、ローラースケート、ランニングをする、各々に自然を楽しむ人々の姿が。晴れた日の散歩にも最適な場所。

日常に触れて、体内リズムを取り戻す

生き物ならではの身体的な感覚や現象を素材に、映像作品を生み出している吉開菜央さん。住んでいる地域やお気に入りの場所の空気感は、作品づくりにもかなり影響するらしい。そんな彼女が時折訪れているのが、北千住の河川敷。

「東京はエリアによって全然違う、多重人格な印象があります。若い頃は遊園地のような繁華街が楽しいなと思っていたけれど、ここ数年は暗くなったら寝て、太陽の光で起きるという動物的な体内リズムを欲し始めていて。それでたどり着いたのが、数年前まで住んでいた北千住だったんです」

都会と下町の絶妙なバランスや住民のオープンな人柄に惹かれて、新たな引っ越し先にも北千住界隈を選んでいるそう。

「駅前には近代的な建物があるのに、小道に入ると銭湯や八百屋さん、魚屋さん、飲み屋街から、ピンク街まである。子どもからおじいちゃんおばあちゃんまで伸び伸びしていて。住んでいるだけなのに、生活そのものが楽しくなったんです」

スケート歴は2年。河川敷で凛々しくローラースケートをするおじさんを見たことをきっかけに、始めたという。

「スタッフと一丸となって撮影した後は引きこもって編集して展開して、というサイクルの中にいると、あまり会えないような人たちが、河川敷にはいるんです。しかも、すごくポジティブな状態で過ごしてる。そういう日常の生活と触れ合うことができるこの河原は、まさに私のパラダイスです」

吉開菜央
よしがい・なお

1987年山口県生まれ。昨年のカンヌ国際映画祭の監督週間に正式招待された『Grand Bouquet』を含む6作品が近日公開予定。

Photo: Yuri Manabe Text: Tomoko Ogawa

GINZA2020年6月号掲載

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