広いも狭いも、高いも安いも 東京の住宅事情は多種多様で 思い通りにならないことがある。それだって、やはり住めば都。この街に暮らす人たちの等身大な 創意工夫をちらり見せてもらいました。
🛋LIFESTYLE
「音と向き合うため 取り壊しになるまでは…」【TOKYO REAL LIFE vol.2 Sobrietyさん】
音と向き合うため 取り壊しになるまでは…
Sobriety
DJ
「レコードを自由にかけられる物件を探していたら、友人に隣の部屋が空いてるよと聞いて。2年前から住んでます。気心の知れた子が隣人のおかげで心置きなく聴けるようになりました。その上、立地は便利なのに、街の喧騒から外れ居心地がいい。
古い建物ですが、ずっと住んでいたいと壁紙を張り替え、部屋を隔てていた扉も外して広々ワンルームに。心地よい空間へと改造しています。ダイニングテーブルを作曲用に変えたとき、周囲から『食事より音楽をとったのか』と言われました(笑)。それくらい私には音楽が大事なんです」
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Sobriety
フランス出身。東京の大学院への留学を機に9年前に来日。現在は仕事の傍らDJパーティ「WAIFU」を主宰。Instagram
Photo: Shiori Ikeno Text&Edit: Minori Kitamura