広いも狭いも、高いも安いも 東京の住宅事情は多種多様で 思い通りにならないことがある。それだって、やはり住めば都。この街に暮らす人たちの等身大な 創意工夫をちらり見せてもらいました。
🛋LIFESTYLE
「仕事で得た知識が ちりばめられた和室」【 TOKYO REAL LIFE vol.9 黒川ひろみさん】
仕事で得た知識がちりばめられた和室
黒川ひろみ
フォトグラファー
「昔ながらの磨りガラスの窓や、障子戸、畳が残っている和室に憧れて、1年半ほど前に築48年のアパートに入居しました。火鉢やちゃぶ台、和箪笥など、家具は古道具屋さんでそろえています。できるだけ自然由来な生活がしたくて、電子レンジの代わりに蒸籠を使ったり、照明や暖房も昼間は太陽頼り。
取材先で暮らしの知恵を学ぶことも多いです。床に置くものを減らすとすっきり見えると聞いて、充電器のコードは壁にかけたバッグに仕舞ったり、カメラ機材もつるして収納したりと、整理整頓方法を実践しています(笑)」
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黒川ひろみ
北海道札幌市出身。GINZAやライフスタイル誌などを中心に活動。絵を描いたり彫刻をしたり、手を動かすのも好き。kurokawahiromi.com
Photo: Shiori Ikeno Text&Edit: Nico Araki