ちゃんと息抜きできてますか?忙しい毎日から少しはなれてリフレッシュするのも大切。遠出でも近場でもできるみんなの“私ならではの旅”を集めました。英会話講師&モデルのキャサリンさんの場合は?
美味しくて新しい!バリエ豊かなロンドンのレストラン:キャサリンさんならではの旅
今年の初め、私は友人の結婚式に招待されました。彼女も私もニュージーランド人なので、実家に帰れるのかと思いきや、開催地はニュージーランドから最も遠い場所、クロアチアのドゥブロヴニク。せっかくなので、途中でロンドンに寄ることにしました。ロンドンはクロアチアへの経由地として有名で、しかも私の兄も住んでいるので。住人に街を案内してもらうことほど、楽しいこともありませんからね。
イギリスは食事がおいしくないという話をよく聞きますが、そんなことは全然ありません。それどころか、ロンドンには、面白くて、おいしくて、日本ではなかなか食べられない味にたくさん出会えます。というわけで、ここでは今回の旅で訪れたレストランを紹介したいと思います!
先にお伝えしておくと、私は自分をfoodieと呼ぶことはできません。「餃子の王将」ばかり食べて何日も過ごすこともしばしばですから。けれど、1万キロを旅しながら、日本と同じ調子で食べるなんてもったいないので、事前にいい感じのお店をたくさんリサーチしてから行きました。
パブでのフィッシュ&チップス抜きには始まらない
パブはイギリスの社会生活の大事な部分のひとつ。毎晩午後5時から、仕事で疲れた人々がパブの中から通りにビールをこぼしながらも、友達とおしゃべりをしています。私たちがイギリスで初めてのランチタイムに訪れたのは、テムズ川のすぐ隣にある「Doggett’s Coat and Badge」。ほとんどのパブと同じようにチェーン店ですが、クラシックなパブメニューと雰囲気の両方を味わうことができます。
注文したのは、フィッシュ&チップスにマッシーピーズを添えたもの(£14.5)、そして、たっぷりのソーセージとマッシュポテトをおいしいペストリーに焼いたイギリスの郷土料理、トード・イン・ザ・ホール (£12)です。
眠ってしまいほとんど食べられなかった機内食を経て、雨のロンドンに到着後、最初のちゃんとした食事は感動的でした。やや重めの味付けでしたが、近くのテート・モダンを探索するために十分なエネルギーがチャージできました。伝統を重んじるなら、ビールも飲まなければならなかったかもしれません。だけど、残念なことに、ビールと時差ボケは相性が悪くて飲めませんでした。
Doggett’s Coat and Badge
1 Blackfriars Bridge, South Bank, London SE1 9UD
www.nicholsonspubs.co.uk
「ペルー料理とロンドンのクリエイティビティのフュージョン」??
ソーホーにある「Ceviche Soho」には、foodieな兄に連れてってもらい、最初の夕食のときに訪れました。ソーホーは劇場、ショッピング、ナイトライフで有名なエリアで、昼夜問わず賑わっています。「Ceviche Soho」も人気店なので、事前に予約するか、夜の早い時間に行くことをお勧めします。
お店のホームページには、「ペルー料理とロンドンのクリエイティビティのフュージョン」した何かが食べられると書いてあって、「ロンドンのクリエイティビティ」が何かはわかりませんでしたが、たしかにお店にはおしゃれな雰囲気でした。
ペルーの国民的カクテルであるピスコサワー (£8)を飲みながら、他にもいくつかの料理を注文しました。もちろん、兄の厳正なる審査によって選ばれたものですが(笑)、レストランの名前の由来でもあるシトラスの汁で煮込んだ新鮮な生魚料理・ドン・セビーチェ(£9)と、牛ハツの串(£6)が私のお気に入りでした。止まない雨が降っているロンドンの真ん中でも、リゾート風のレストランの雰囲気、シーフード、カクテル、そして南アメリカの音楽が混ざり合って、夏らしい気分を味わえました。
Ceviche Soho
17 Frith St, Soho, London W1D 4RG
www.cevichefamily.com
ダミアンハーストのビーフを眺めながらチキンを
ロンドンでの2日目は、ショーディッチに行きました。少し東の方のエリアで、ビンテージショップやカフェで知られています。ただ、人によっては、ジェントリフィケーションで有名だったりしますが。
ブティックやストリートアートの中に「Tramshed」というチキンとステーキのレストランがあります。昼食時に訪れ、ステーキサンドイッチ(£10.95)とCock n’ Bullチキンとステーキサンドイッチ(£10.95)を注文しました。
正直に言うと、メニューは普通に感じましたが、それでも訪問したのは、レストランの真ん中に置かれたダミアン・ハーストによるCock ‘n’ Bullのインスタレーションがあるから。ホルムアルデヒドで保存された牛と鶏肉を見つめながら、ご飯を食べるのは非日常的で興味深かかったです。ただ、本当に鶏肉と牛肉しかないので、苦手な人にはお勧めしません。あと、ダミアン・ハーストが苦手な人にも。
Tramshed
32 Rivington St, Hackney, London EC2A 3LX
www.hixrestaurants.co.uk
ヒップなロンドン・チャイニーズでインスタ映え
今の世の中、インスタ映えスポットに行かずして、海外旅行に行ったとは言えません。そんな願いを叶えてくれるのが、1930年代の台北のソーシャルクラブに触発された台湾レストラン「XU Teahouse & Restaurant」。ロンドンで人気の包レストラン「BAO」のクリエイターによる最新のレストランです。
小籠包(£6.50)や豚の尾の揚げ物(£12.50)など、伝統的な台湾料理と中華料理にインスパイアされた飲茶と似たような小さな料理が提供されます。インテリアは、ダークウッドの壁とダークグリーンのカーペットで、1930年代のフィルムノワールから出てきたようなドラマチックな印象です。どういうわけか、私は銀座の贅沢な喫茶店やスナックにいるような気がしました。
機会がありませんでしたが、プライベート麻雀ルームやクラシカルなお菓子を含む台湾茶道(£32)もあります。中華街には、もっと伝統的な味のお店や、手頃な価格のお店もありますが、ムーディな雰囲気が「XU」を特別な夜のための素晴らしいレストランにしています。(おしゃれな紙メニューをお土産として持ち帰りたくなりました)
XU Teahouse & Restaurant
30 Rupert St, London W1D 6DL
xulondon.com
人気エリアペッカムでジャマイカ&カリブ料理
最終日は、兄の住まいの近くにあるペッカムというエリアに行きました。ペッカムは賑やかなロンドン中心部の南の方にあって、”The New Shoreditch”と呼ばれるくらい最近はとっても人気です。特に、ワークスペースやイベントスペース、多くの新しいカフェ、バー、アーティストスペースなどが入った「Peckham Levels」という改造された駐車場が、若者たちの新しい集いの場になっているそうです。
しかし、もともとペッカムは人口の約半分がアフリカ人またはカリブ人なこともあって、「Peckham Levels」の近くのストリートには、日本ではなかなか見ることができないレストランや食料品店が並んでいます。なので、ランチはその中のひとつ、ジャマイカとカリブ料理を出すデリ風の「ギャビーズ」という店へ行きました。
適当に入ったお店でしたが、私と彼氏がジャークチキン(£4.2)とヤギカレー(ご飯とビーンズ付き)(£5.5)をそれぞれ食べている間、地元の人たちが訪れ、ココアパン、ジャークチキンウィング、揚げた魚などを買っていたので、もしかしたら人気店なのかもしれません。強いサウスロンドンのアクセントを持っているフレンドリーなオーナーが、私の彼氏が食べ物の写真を撮っているときに得意げな表情をしていたのが印象に残っています。
Gabby’s
165 Rye Lane, Peckham, LONDON, SE15 4TL
紹介しきれなかったけれど、他の多くの食べ物と出会えました。(例えば、「Doughnut Time」のRobert De N’OREOと呼ばれるドーナツ)。
あなたの胃の大きさが宇宙のように大きくて、奇跡的に地下鉄が時間通りに走っていたら、厳しいスケジュールでも、ロンドンではさまざまな食べ物にたくさんtryできますよ。
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キャサリン・リーランド
英会話講師をしつつときどきモデルもしています!年末はニュージーランドに帰る予定。
instagram: @akafukuu