01 Jul 2016
ペットと素敵に暮らす部屋を訪ねて03: カメのグラとオウムのハーポ ー 引きずられても嚙まれても、“味”として楽しむ

張り切ってDIYしたテーブル、探し回って見つけたチェア…。日々過ごす部屋だから、こだわりは抜かりなく。ときにペットのいたずらも受け入れて、たどり着いたインテリア。ペットと素敵に暮らす部屋を訪ねて。
石川 顕
スタイリスト
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グラ(カメ) & ハーポ(オウム)
引きずられても、嚙まれても
それを“味”として楽しむ
部屋に入った途端、ハーポ(雌/コバタン/18歳)の「アー」という大きな鳴き声、床には2人がかりでやっと抱えることができるグラ(雄/リクガメ/17歳)がキャベツを食べていて、さながら動物園のような石川顕さん宅。「椅子好きだから、特別なものは友人に預けたり、積み上げたりするけれど、あとは気にしていたらやっていられないので、こだわりもなにもあったもんじゃない」と笑う。グラに引きずられ、ハーポに嚙まれ、イームズのアルミナムチェアもアルフレックスのソファもボロボロだ。それでも「真新しいジーパンより破れたジーパンのほうがかっこいいみたいな感じで考えるようにしてる。床も味が出ていいでしょ」となんのその。
Photo: Ayumi Yamamoto, boh (P.104 lower)
Text&Edit: Hiromi Kajiyama Cooperation: omomuroni
2016年7月号掲載