ここ数日、東京はあたたかな日が続いております。花見の季節もあっという間に過ぎて、街には新緑がモクモクと溢れるパワー溢れる5月がスタート。みなさんお待ちかねの夏、そして巷に溢れる白Tシャツの季節までもうすぐ。
そんな初夏の編集部に一本のリリースが。THE KING OF PACK T-SHIRTSのHanesから、パックT誕生70周年を記念して、1つのパッケージで3度楽しめるスペシャルなパックが発売されるとのこと。簡単に書いているけど70周年てすごくないですか? 1947年に発売され、「衣類をパッケージする」というのは当時画期的な発想だったとか。当時の商品やパッケージが公式サイトでもまとめられてます。
そして今回のパックTは今まで一緒にパッケージすることが無かった3種類「赤パックのクルーネック」、「青パックのクルーネック」、「青パックのVネック」がまとめて入っていると。なるほど。ヘインズのTシャツ初心者には待ってました〜 なパックですね。人って3種あると何かと比べたくなる生き物だと思うんです。クラフトビールの飲み比べセットや、最近発売になったピュレグミの3種のアソートパック、定番の箱入りハーゲンダッツやピノなど…(全部食べ飲み物)!ね?ほら!ほらね!? そんなわけで、最近新たなメンバーを迎えて3人体制になった編集部アシスタント3名、通称 編アシ3姉妹で3種のTシャツを着比べてみることに。
じゃん! 来ました。このフワッフワのパンパンの感触。パック衣類ならでは。消耗品だしまとめ買い…とショッピングカートにドサドサ投げたい、あの感触ですよ。
コットン100%のやわらかい肌触りと独特のクタリ感が出る「赤パック」、綿とポリエステルの混紡で型くずれしにくく乾きやすいドライな 肌触りが特長の「青パック」。ふむふむ、裏の説明書きも赤と青でデザイン。それぞれのTシャツの特徴に、ちょっとした企業史まで書いてあり。もうこれはリリース用紙いらずのデザイン。
「Look! No Tag! 」「見て!タグないよ!代わりに印刷してるよ!」こんな主張が大々的に印刷されているのも、アメリカ製パック商品の萌えどころ。
まずは三女の編アシT !
4月から編集部にやってきたピッカピカかつアンニュイなニューフェイス。「明日スナップ撮るからよろしく〜」と先輩風を吹かせて会社の裏に呼び出してみました(嘘です仲良しです)。好きなペットボトルの飲み物はジャスミン茶だそうです。理由は「体からいい匂いが出そうだから」。
彼女が着たのは コットン100%のやわらかい肌触りと独特のクタリ感が出る「赤パック」のクルーネック。直近の仕事は古着屋さんだったという編アシT、上にZARAのレザー風キャミソールをオン。「寒くない?」と言われてしまいそうなほどボロボロ度の高いデニム(リサイクルショップで千円! お買い物上手! )も赤いフラットシューズで女っぽさキープ。三女らしい抜かりの無さ。
お母さんのお下がりという、シルバーのチョーカーとのコントラストがいい感じ。柔らかな赤パックなら重ね着しても違和感無し。袖をまくってミニマムに着ても可愛い着こなしになりそう。
次女は私 編アシak
GINZAのインスタグラムストーリーでおなじみの方もいらっしゃるでしょうか。お世話になっております。私が編アシakです。好きなペットボトルの飲み物は水です。なぜなら味が無くて飲みやすいから。健康に良いとかそういう意識は全くありません。
私が着たのは綿とポリエステルの混紡で型くずれしにくく、ドライな肌触りの「青パック」のクルーネックタイプ Lサイズ。赤パックより更に澄んだ白は全身白コーデにぴったり。ボトムスはTOROで購入したヴィンテージのレザーパンツで、同じ白でも異素材のちょっとした色の違いで質感のあるワントーンコーデにしてみました。手を抜いて全身白な訳じゃありませんよ!どや。
上にリバースウィーブのスエットを着た所。何かを上に着たときに、首元から見える白Tシャツの重要性ってすごいですよね。私、見ての通りの次女らしい(?)ふわふわアフロヘアなのですが、4月のお花見で初対面の方にずっとアフロのカツラを被っていると思われていました。花見で調子に乗ってドンキで買ってきたアフロのヅラを被ったパリピ女と思われていたと思うと、ちょっと心外。
長女と書いてラスボスと読む 編アシko
ハイみなさんお待たせしました。自由すぎる私服スナップでおなじみ編アシko! 撮影する瞬間に後光のように日光が射すという奇跡を起こせる、東銀座が生んだスナップクイーンです。好きな飲み物はコスパ主義で600ml(増量みたいな)入りのお茶。またはペットボトルじゃないけど、コンビニで売ってる100円のお茶。しっかり者。
『ド〜ン』と漫画ワンピース的な効果音を入れたくなるこの立ち姿。オシャレ上級者ということで彼女が着たのは(私が押し付けたのは)青パックのVネック。TARO HORIUCHIの壷柄プリーツスカートにサッシュベルトでハイにウエストインパクト。詰まった首元にはあえてZARAのサンダルを素足で履いて、春らしい足下の抜け感を◎
2015年の本誌Tシャツ特集でも「男子のVネック問題」として物議を醸したVネックTシャツですが、そこは編アシKO、中にアメリカンアパレルのタートルネックノースリーブをレイヤードするというテクニックで難なくモードに消化。クルーネックに重ねるよりコントラストが効いたメリハリのある着こなしに。パールのネックレス+ピアスで、Tシャツ界の問題児を更にクラッシーに。
3者3様の3Tシャツ姿、いかがでしたでしょうか。Tシャツ1枚で出かけるにはまだ肌寒いこの五月は、いろいろなレイヤードや着こなしが楽しめるナイスな時期。無地の白Tシャツと言っても、サイズ、シルエット、素材も様々で、着こなしも無限大.。値段もお手頃な物が多いので、今からガンガン着てお気に入りの1枚を見つけたいものです。