GINZAレディとランデヴーVOL.1
年下のカレ、北村匠海と過ごす日曜の昼下がり

「GINZA GENTLMEN」それはGINZAレディを紳士的にエスコートする、理想の男性。毎月今話題の俳優=GINZA GENTLMENとのちょっぴり大人なランデヴーが擬似体験できる新連載がスタート。

記念すべき第1回目となる今回は、最近演じた同性愛者役の、あざと可愛い上目遣いにハートを射抜かれた人多数!少しハスキーで通る声と、意志の強さを感じさせる視線が凛としたオーラを放つ北村匠海さんをフィーチャー。昨年は日本アカデミー新人俳優賞も受賞し、さらなる活躍が期待される噂のカレが、日曜の昼下がり、少し背伸びをして大人の遊び場・東京ミッドタウンへGINZAレディをエスコート。ふと垣間見せる大人びた横顔、あどけなさの残るピュアな瞳、悪戯好きな少年を思わせる笑顔。ころころと表情を変え魅了する今年21歳のカレに、思わずキュンっと胸を高鳴らせること間違いなし。インタビューと共に、北村匠海さんとの脳内デートをお楽しみあれ♡

”めちゃくちゃ寂しがり。
ちょっと時間があると、
すぐに連絡して会いに行っちゃいます

ーー今日は「北村くんがもしGINZAレディをエスコートするなら」をテーマに撮影したんですが、実際自分がデートプランを立てるなら?
外出するなら少し背伸びして、今日撮影したみたいなおしゃれなレストランでご飯、とかはいいなって思います。それか、家ではまったりタイプですけど、頑張って手料理を作ってみたり、そんなデートに憧れます。

ーー男性が手料理を振舞ってくれるなんて女性は絶対嬉しい♡ちなみに得意料理は?
鶏肉が好きで、自分で作る時は鶏肉に醤油、みりん、砂糖とかを目分量で入れて焼くのが基本。ザ・男飯だし、その場になって上手くできるかわからないけど、頑張っちゃうと思います(笑)。

ーーずばりどんな女性がタイプ?
タイプ…そうですね…、僕は役者も、音楽もやっていて、写真とかも撮るんですけど、ふたりでいて自分がどんどん良くなっていくのを感じられる子。つまり、一緒に成長できる子かな。僕にとって1年を通して仕事は生活の中心だし、そこがブレない関係でいたい。と、大人っぽく答えてみました(笑)。

ーー二十歳とは思えない大人な回答!では、大人の女性に惹かれる瞬間って?
仕事姿とのギャップとか。オンはしっかりしてるけど、実は…とかそういうのが垣間見えるといいですよね。あと、年齢問わずですが、映画とか音楽の趣味が一緒だと、ふたりの時間が盛り上がるんだろうなと思います。

ーー普段はどんな映画を観るの?
ちょっと小難しいストーリーが好きで、観たあとに、「あれは一体何だったんだろう」とか談義がしたいんですよ。でも決して自分の意見を理解して欲しいわけじゃなくて、ただそういう話をふたりでしたい。

ーー最近観た談義したくなる映画は?
グザヴィエ・ドラン監督の映画は、どの作品も彼の世界観をガンガンぶつけている感じで、それこそ、「一体何だったんだろう」って観終えてから考えちゃいます。

ーー話は少し変わって、「GINZAジェントルマン」というのも、この企画のテーマのひとつなんですが、去年二十歳を迎えて、自分が大人になったなと感じる瞬間は?
昔からよく中身は落ち着きすぎって言われるんですけど(笑)、でも、10代のときと比べると、10歳くらい年上の人たちと話していても、目線とか観点が少しずつ同じ位置になってきてる感じは、ありますね。

ーー北村くんが思うジェントルマン像は?
スーツが似合う男性。あとはネクタイ、ベルト、靴とか小物に命をかけているくらい、こだわりが強い人はかっこいい男だなって思います。

ーー北村くん自身にもそんな片鱗はある?
僕も洋服が好きなんで、意識しています。実は、40~50歳になったときに、何着ようかなってもう考えていて(笑)。50歳でストリート系なファッションも着られる”格好いいオヤジ”になろう、とか思い描いてます。

ーーでは、今デートに着て行くならどんなファッションをチョイスする?
基本的に春夏はパーカにデニム、足元は革靴か雪駄みたいなスタイルなんで、なんか北村匠海らしいね、っていう普段なスタイルで行くと思います。

ーー何歳までに結婚したいとか、願望は?
10代の頃は「結婚」っていうものが現実的じゃなかったけど、二十歳になった今は、30歳でも40歳でも、そのタイミングが来たときかなって思っています。うちの父と母が憧れの夫婦なので、いつかふたりみたいになりたいですね。

ーー兄弟はいますか?
弟がひとり。3つ違いで高校3年生かな。仲はいいです。喧嘩とかしないし、むしろ弟は僕のことが好き過ぎて、僕のライブを観た後に、「最高のお兄ちゃんだ」みたいなメッセージを送ってきたり、服の相談をしてきたり。かわいいやつです。小さい頃から僕が仕事をしてるのをずっと近くで見てるから、輝いて見えるらしいんですよ。『キミスイ』で自分の兄貴の名前が出たのとか、感慨深いみたいです。

ーー自慢のお兄ちゃんなんですね。
なんですかね?僕自身が普段周りに年上の人達が多くて面倒を見てもらってる分、逆に面倒見はいい方かもしれないです。

ーー周りから見る北村くんってどんな人?
めちゃくちゃ寂しがり。「犬みたいだなお前」ってよく言われます。今はインタビュー中なんでちょっとスカしてますけど(笑)、友達といるときはおしゃべりだし、ちょっと時間があると、すぐに連絡して会いに行っちゃいます。僕の分析によると、長男って寂しがりな傾向にあるんですよ。僕は3歳で弟が生まれて、兄だから面倒をみたり、ひとりでお留守番とかもあったり。幼いながら先に生まれた寂しさを感じる瞬間があったのかもしれない。今思うと、だから寂しがりになったんだなって(笑)。

ーー仲のいいお友達って?
健太郎は同い歳で色々話せる仲。あと、真剣佑は今舞台中で忙しい日々を送ってるから、なかなか会えないんですけど時間が合えば、よく一緒にご飯に行ったりします。

「人と出会う運はすごいから」
って言っていた
親の言葉は本当だなって

ーー最近幸せを感じた瞬間は?
幸せを感じた瞬間…そうだなぁ。最近は映画の現場が多いんですが、みんなでひとつになって頑張って作品を作っていく中で、素敵な人との出会いが多くて。そういうのは幸せだなって思います。もともと親に「あなたは人と出会う運はすごいから」って言われてたんですけど、本当だなって。会いに行きたい人がたくさんいるわー!

ーー北村さんの核でもある俳優という仕事のやりがいは?
誰かの人生を生きる職業ですし、なかなかできない経験ですよね。自分の人格がいろんなところに移るって。それで、僕が出演した映画を観て泣いてくれる人もいれば、僕が演じた役にイライラする人もいたり。僕らが感情を持って演じたお芝居に、観た人の感情が乗っかって…映画館という閉鎖空間の中で繰り広げられる感情のぶつかり合いみたいな。そういうのってなんか素敵だし、だから自分も考える映画が好きなんです。撮影自体は細かく細かく撮っていく地道な作業ですけど、それが完成したときに達成感、やりがいを感じますね。

ーーそれこそ映画『OVER DRIVE』で演じたラリードライバーなんて、なかなか経験できない職業ですよね。
なかなかないですよね。残りの僕の人生で、もしかしたらもうドライバー役なんて演らないかもしれない。だからすごくいい経験をしなたって思います。

マッケンのストイックな
身体と演技をぜひ見て欲しい

ーーでは、6月1日公開の映画『OVER DRIVE』についても少し。演じた 新海彰 しんかいあきら はどんな役どころですか?北村さんとリンクする部分はありました?
とにかく寡黙ですね、新海彰は。お芝居するにあたって、自分とリンクしている部分を探そうとする作品と、そうじゃない作品があるんですけど、今回はモータースポーツ自体が僕にはまずあり得ない状況なので、リンクというよりは、いろんなバックグラウンドを考えました。彼の親もきっとドライバーで、英才教育を受けてきて、車のことしか考えてなかった人間だろうな、とか。そんな男が初めて車以外のこと、熱い男に心を持ってかれて最後にふっと微笑む。かっこいい男だなって思いました。

ーー 新田さん、森川さんとは過去にも共演してますが、現場の雰囲気は?
素晴らしかったです。作品自体も熱い映画ですけど、スタッフさん含めみんなが熱量を持って現場に挑んでいて。その中でも羽住英一郎監督が一番熱かったです。監督がめちゃくちゃ馬力のある車で、みんながそれに乗って走る、みたいな現場でしたね。

ーー北村さん的見どころを教えてください。
まずマッケンの身体がすごい。現場で見てるから知ってるんですよ、すごいのは。でも、映像で観た時の方がさらにすごくて。ストイックに身体を作ってたのも知ってるし、上半身が出るシーンの前の食事制限のこととかも全部見てたから、「いやー頑張ったな、すげーなやっぱマッケン」って思ったし、そういうストイックさがお芝居にもでてたから、さらに「すげー、やっぱすげーな」って。マッケンのストイックな身体と演技はぜひ見て欲しいです。

北村匠海 きたむら・たくみ

1997年東京都生まれ。小学3年生でスカウトされ子役デビュー。映画やドラマなど幅広い映像作品に参加すると共に、2011年よりダンスロックバンド・DISH//での活動も開始。17年、映画『君の膵臓をたべたい』で日本アカデミー新人俳優賞を受賞。映画『OVER DRIVE』が2018年6月1日に公開する他、映画『春待つ僕ら』が今冬公開予定。

TOP