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JIN SUZUKI

06 November 2020

鈴木仁を知るための10のこと。
ファッション&漫画オタクな21歳の新世代俳優を直撃

風を纏うような爽やかな風貌、183㎝という高身長を活かし、現役『メンズノンノ』モデルとしても活躍する鈴木仁さん。初主演映画で、岡崎京子さん原作の『ジオラマボーイ・パノラマガール』では、自分探しに没頭中の男の子・神奈川ケンイチを演じています。一見物静かな印象の鈴木さんですが、実はファッションや漫画が大好きなカルチャーボーイ。饒舌に「好き」を語ってくれる姿がチャーミングな、注目の新世代俳優です。

Q1.平凡な高校生たちが、恋や友情に悩みもがきながらも大人になっていく姿をおさめた本作。鈴木さんは、山田杏奈さんとW主演をつとめています。映画初主演の感想は?
「主演」と言われても、まだ不思議な感じです。ケンイチをどう生きていくか考えながら、スタッフ・キャストのみなさんと一緒に作った、という気持ちなので。プレッシャーはあまり感じず、素直にこの役をもらえたことが嬉しくて、楽しく演じました。
Q2.本作への出演以前に、岡崎京子さんの作品を読まれたことはありましたか?
何作か読んだことがありました。岡崎さんの作品はキャラクターも物語もユニークで、こういう世界観を描けるのってすごいなと思います。ベースとなっている物語は恋愛だったり青春だったり、日常的な人間模様が描かれていてリアル。なのに、そこへ想像もつかない“異世界”がちょっとだけ混ざっているような感じもします。そのバランスがおもしろくて好きですね。
Q3.鈴木さんが演じたケンイチは、突然自主退学したりナンパをした女の子と恋に落ちたり、どこか地に足のついていないフワフワした部分のある男の子でした。演じてみていかがでしたか?
はじめは、ケンイチの考えていることがわからなかったです。たとえば学校を辞めた直後の奇行については「どういうこと?」と思いました(笑)。辞めたことに後悔して泣くし、でも翌日にはケロッとしてるし。脚本を読んで、一生懸命これまでの自分に置き換えて考えてみたんですけど、常識をはずれた行動が多くて。でも、その誰も予測できないところがいいんですよね。たぶん、すごく素直な人。そのときそのときの言動にはケンイチらしい“まっすぐさ”みたいなものがあるんです。ブレているように見えて、本当は芯が通っている。その両面を表現することが難しくもあり、楽しくもありました。
鈴木仁を知るための10のこと。<br>ファッション&漫画オタクな21歳の新世代俳優を直撃 鈴木仁を知るための10のこと。<br>ファッション&漫画オタクな21歳の新世代俳優を直撃
Q4.そんな「わからない」中でも、どこか共感できるところは見つかりましたか?
ケンイチは、自分で決めたことは周りに左右されない。そういうところは共感しますし、尊敬もします。学校を辞めるなんて、なかなか重大な決断じゃないですか。でも、一度決めたらやってしまう。後悔もするけれど、きちんと前を向いて立ち直って「自分で生きている」男の子だと思います。
Q5.ケンイチはいろいろともがきますが、鈴木さん自身にももがいたエピソードがあれば教えてください。
17歳のときに、モデルになりたくて『メンズノンノ』のオーディションを受けました。でも、1次審査で落ちちゃったんです。2度目で受かるまでの1年間は、かなりもがきましたね。とにかく服に触れる機会を多くして、ファッションの勉強をしようと決めて。仲良しのスタイリストさんにおすすめの古着屋さんやセレクトショップを教えてもらって、試着ばっかりしていました(笑)。すると、似合わないと思っても実はフィットしたり、好みでも着てみたら似合わなかったり、服を見るだけと、実際に着るのとではまったく別物だったりして。パッと見の印象で服を選ばなくなったし、自分に似合うものがわかってきたんです。1年越しにオーディションを受けたら「すごく雰囲気が変わったね」と言ってもらえて。落ちたからいい経験ができたと、今は前向きに捉えています。
Q6.21歳になり、「大人になったな」と思うところは?
大人になっているのかな?(笑)多少お酒を飲めるようになったのはわかりやすい変化ですけど、「変わっていない」というのが正直な感想です。周りに「大人になったね」と言われることはありますけど、自分ではピンときていないですね。何かきっかけがあれば変わるかもしれませんが、正直変わらなくていいというか……僕は僕のままでいたいです。ベースはずっとこのままだと思います。
Q7.「僕は僕」をご自身で解説すると、鈴木さんはどんな人ですか?
人に合わせるのはそんなに得意ではないです。高校でもグループに属さず、いろいろな人たちと仲良くしていました。部活の仲間とか、クラスの枠とか関係なく、好きなときに好きな人たちと一緒にいる。それが楽です。もしかしたら、無理しないのが得意なのかもしれない。
Q8.お休みの日は何をしていますか?
よく行くセレクトショップや古着屋さんで、店員さんと喋ったり服を試着したり。素材のことやデザインのことを教えてもらえるのが楽しくて、いっぱい質問しちゃいます。仲良くなりすぎて、全身そのお店のアイテムでのコーディネートになることも多くて(笑)。全部欲しくなるんですけど、そこは際限がなくなるので「これだ」というものだけ買います。服に対してこだわりがありますね。毎月必ず1着以上買いますけど、一つ一つ妥協せず選ぶようにしています。
Q9.お好きなファッションスタイルは?
昔から、オーバーサイズのゆったりした服装が好きですね。ディティールに凝っていたり、異素材同士が組み合わさっていたりする、特徴的なデザインをよく選びます。最近は、古着屋さんで買ったヴィンテージの医療用マスクがお気に入り。耳の後ろから長い紐が垂れているデザインがかっこいいんです。ただ、個性的な服同士だとコーディネートしづらいので、結局シンプルな無地のTシャツが一番重宝しています(笑)。
Q10.ファッション以外でお好きなことは?
両親が漫画好きで、僕も小学4年生くらいからどっぷり。ジャンルにこだわりはなくて、少女漫画も読みます。最近自分の中でヒットしたのは、『自転車屋さんの高橋くん』です。女性向けの漫画ですけど、主人公のふたりの関係性があたたかくて、とってもいい。お母さんもこの作品が好きなので、よく語り合っています。他には『雑貨店とある』、『潮騒の魔女』もおすすめです。本屋の漫画コーナーにいるのが好きで、外出自粛前は毎日行っていました。歩き回って、何となく良さそうなものを見つけたら、直感を信じて買う。電子書籍より紙派です。僕の部屋には1,500冊くらい漫画があって、弟の部屋には300冊くらい、お父さんの部屋に200冊くらい。同じものを買わないように、LINEで連絡を取り合っています。家族で漫画を共有しているので、話が尽きないですね。

INFORMATION

『ジオラマボーイ・パノラマガール』

監督・脚本:瀬田なつき
原作:岡崎京子『ジオラマボーイ・パノラマガール』(ポップ刊)
出演:山田杏奈、鈴木仁、成海璃子、森田望智、大塚寧々
配給:イオンエンターテイメント、boid
11月6日(金)より、新宿ピカデリー、ホワイト シネクイント他にて全国ロードショー
©2020岡崎京子/「ジオラマボーイ・パノラマガール」製作委員会
gbpg2020-movie.com

PROFILE

鈴木仁
Jin Suzuki

1999年生まれ。東京都出身。2016年「第31回メンズノンノモデルオーディション」にて準グランプリを受賞しデビュー。ドラマ『リバース』(17/TBS)で俳優デビュー。以降『花のち晴れ~花男 Next Season~』(18/TBS)、『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(19/NTV)など、話題作に続々と出演。2020年の出演作に映画『のぼる小寺さん』、ドラマ『30禁 それは30歳未満お断りの恋。』(FOD)などがある。

CREDIT

Photo: Reiko Toyama 
Movie: Norberto Ruben 
Stylist: Yoshiaki Komatsu(nomadica) 
Hair&Makeup: NOBUKIYO 
Text: Yoko Hasada 
Edit: Milli Kawaguchi

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