第77回カンヌ国際映画祭で「ある視点」部門にノミネートされた『ぼくのお日さま』。奥山大史監督が撮り下ろした祝祭の日々を、演者の池松壮亮とともに振り返る。
※GINZA10月号に掲載中の企画より、一部写真と共にインタビューをお届け。もっと写真が見たい方は、本誌をチェックして!
第77回カンヌ国際映画祭で「ある視点」部門にノミネートされた『ぼくのお日さま』。奥山大史監督が撮り下ろした祝祭の日々を、演者の池松壮亮とともに振り返る。
※GINZA10月号に掲載中の企画より、一部写真と共にインタビューをお届け。もっと写真が見たい方は、本誌をチェックして!
──二人にとって初めてのカンヌ国際映画祭はどうでしたか?
池松 忘れられない1週間でした。先に現地入りをしていた奥山さんが写真付きでレポートしてくれて、楽しんでいるな、良かったな、はやく合流したいなと思っていました。
奥山 僕は初日から参加して、オープニング作品の『ザ・セカンド・アクト(英題)』を観たんです。ありがたいことに一列目の席を用意してくださっていて、メリル・ストリープが「名誉パルム・ドール」を授与される瞬間を近くで見届けることができました。まわりの席には、一生会えないと思っていた人達が座っていて、夢の中にいるようで。なんだか変な日々が始まるなぁ、と実感しました。
池松 公式のランチではグザヴィエ・ドランをはじめ錚々たる人たちを見かけましたね。フランソワ・オゾン監督とも会いました。
奥山 来日時に池松さんと対談をしたことを覚えていらっしゃいましたよね。
池松 そうなんです。
Photo_Hiroshi Okuyama Text_Mako Matsuoka