手に持ってみるとこんな感じ。
8よりもやや大きくて、Plusよりも小さなこのサイズがしっくりと手に馴染む。このサイズがiPhoneの正解だ!と心の中で叫んでしまったほど気持ちのいいサイズだ。十分な画面サイズと携帯性を見事に併せ持つベストバランスではないかと思う。ちなみにこのホーム画面を見て、え!? となった人も多いと思うのでちょっと解説。
ドックとフォルダの背景が消えていて、アイコンの間にひとマス分のスペースを取っている。これはもちろん通常ではできないのだけど、壁紙の色と同色化させて、スペースにも同色の色のアイコンが置いてある。言ってしまえば、単純な目の錯覚を利用したトリックだ。そして僕が常に心がけているのはホーム画面はいつも整理整頓。できればページ数は増やさずに、使用頻度の高いアプリは右側の親指が届きやすい位置に配置する。よくデバイスに対してその使い勝手に不満を漏らす人がいるが、そんな人に限ってまったく整理がされずに何ページも作ってしまっている。不満を漏らす前にまずは自分の机の上くらいは完璧に整えたいものだ。
さてさて、話は少し脱線してしまったがこれが歴代iPhone全てを持つ僕がiPhoneXに触れてみた感想。数字的なスペックや新機能についてはどのメディアでもこぞってレポートしているのでそちらを参考にしてもらうとして、このハイロック的iPhoneXレポートを読んで一人でも多くの人がiPhoneXを持つ喜びをさらに深めてもらえたらサイコーだ。
最後に、
「指による操作を可能にしながら、妥協なく自然に使えるディスプレイを持つハードウェア」というコンセプトの元、開発が始まったiPhone。この10年の歴史の中で多くの感動と未来感を味あわせてくれた。そしてその中から、今では当たり前となっているsnsという新しいソーシャル文化まで生み出してしまった。手の平の上で、映画を見て、メールをチェックして、音楽を聞いて、目的地に案内までしてくれるという、人々の生活を一変させるほどのインパクトを与えてくれた。だけどこれが終わりではない。
「iPhoneの一つの結末というよりも、むしろ新たな章と、その発展の始まりなのですから」とジョナサン・アイブは言う。
今後もiPhoneの進化から目が離せない……つづく。
text&PHOTO:ハイロック