〈ティーエイチプロダクツ〉の初の直営店が渋谷区千駄ヶ谷エリアにオープン。店舗と什器デザインは「ダイケイミルズ」が担当しているという。出来たばかりのおしゃれな店舗を早速訪れてみた。
「th products sendagaya」がオープン!「ダイケイミルズ」が手掛けたコンテンポラリーな空間に潜入
堀内太郎がデザイナーを務める〈ティーエイチプロダクツ〉。コレクションでは、“普遍性”をコンセプトに、服だけにとどまらず、ハンガーやスツール、鏡なども製作している。th product 007(21AW collection)からは、メンズに加えてウィメンズアイテムも展開をスタート。そんな勢いの中、路面店が出来上がった。
北参道駅から歩くこと7分。赤いレンガの外壁の建物に新しく入ったのが「ティーエイチプロダクツ センダガヤ」。元々あった「ギャラリーサーティーエイト」に新しく併設される形で作られた。入り口側の壁は一面ガラス張りで、開放感はありつつも外からは見えにくいよう工夫されていて、隠れ家のような雰囲気に。足を踏み入れると、グレートーンに統一されたミニマルな空間が広がる。
この空間を手がけたのは、「ダイケイミルズ」。「スクワット」など、次々と話題の場所を作り出すデザイン・設計事務所だ。
ひとつひとつがオブジェのようにさえ見えるハンガーラックやテーブルは、単管パイプやクランプなど、建築現場で使用する素材で組まれている。移動や再利用ができる機能性が高い什器で構成されているから、模様替えも手軽。シーズン毎に店内の印象が変わる楽しみもありそう。
最新コレクションが並ぶ中、オープンを記念したコラボレーション商品も見逃せない。
〈ブラックミーンズ〉の定番アイテムであるサークルポーチは、オールブラックの特別仕様に。“th”の刻印も入った貴重な一品。
〈フィットフォー〉とはオリジナルパターンでTシャツを共作した。毛羽、毛玉が出にくく洗濯に強い生地に、抗菌防臭効果のあるViralOff加工を施した快適な一枚。胸の刺繍は直営店限定カラーになっている。
内装も洋服も一体となった店舗では、ブランドの世界観を存分に感じることができるはず。今後コレクションとともに移り変わる空間にも注目していきたい。