10 Jul 2018
GINZA8月号 『夕暮れ過ぎのドレスアップ』

平成最後の夏の夜は眠らない。
さあ、おしゃれして出かけよう!
「話は変わって、今年の夏は暑くなさそう」と歌ってたのは1997年のくるりですが、ここ数年そんな「東京」はなく、今年もやはり酷暑らしいですね。30度越えの東京砂漠でおしゃれのことなど考えたくない。できれば毎日クーラーの効いた部屋でシエスタしてたいのがレディなわけです。ただ、日が暮れ出したら話は別。黄昏時のなにかが起こりそうなあの感じ。覚醒せずにいられない、この世で一番楽しい時間の始まりです。8月号の「夕暮れ過ぎのドレスアップ」特集はそのワクワク、ソワソワを1冊にしました。
巻頭『Darling♡Take my hand』は退屈なパーティーを抜け出す女の子のファッションストーリー。ドレスを着た女子の肩にファサッとかけられたのはボーイフレンド
ほかにもドライブデートにシルクブラウスの提案や真夏の黒の着こなし方、さりげなさがかわいいヘアアレンジやサマードレスに映えるボディの作り方、マジックアワーに飲みたいシュワシュワ泡もの特集も。よければ一緒に2018年の夏の夜を楽しみませんか。
編集長 河田紗弥
GINZA 最新号(8月号)は、2018年7月12日(木)発売!
シルクのロングドレスも、スパンコールのミニドレスも好きだけど、退屈なパーティは抜け出して、ダーリンと海に行きたい!真夏の海は、涼しい夕暮れが一番気に入ってるの。ひゅっと風が吹いても、彼のジャケットが守ってくれる。キャッ。
清少納言の頃、月と蛍が照らした青の世界に、いつからか無数の街明かりが輝いている。一番星よりも早く艶やかな赤が灯る、東京の夜へ。
夏の夕暮れは、他のどの季節よりも切ない顔をしている。この感傷を紐解きたくて、音楽によって日本のド真ん中に”切なさ”を届け続けてきた小林武史さんを訪ねた。共にお送りするのは、奥山由之さんによるフォトストーリー。佐久間由依さんを被写体に、きらめく夏の日が終わる直前の、海辺の時間が描かれる。
街がオレンジ色に染まる夏の夕暮れは、サイコーに気分があがるマジックアワー。シルクのワンピースやシフォンのブラウスで、クラシックにドレスアップして、ドライブに行こう。スピードをぐんぐん上げる車に身を任せてどこまでも。
日が傾いたら、冷えた泡のお酒で乾杯しよう。夏は短い。仕事はさっと切り上げて、さぁ街へ!
夏の黒は、特別だ。昼間の暑さに辟易してしまった日にも、身につければ背筋がすっと伸びる。まるで、心もドレスアップしてくれているかのように。素材の重なりで、濃淡のリズムで、シルエットの妙で。だから、夕暮れ過ぎたら、黒のエッセンスが必要なんだ。
いやいやいやいや、夏って暑いよね。髪って結んじゃうよね。髪型ページの髪型って自分じゃできないって思うよね。それがほんとに、まじで、ぜったい、できるから!ウソだと思って見てってよ!そこのキレいなおねえさん‼︎
午後5時、オレンジ色の日差しが肌をさす。「街へ出よう!」ってけしかけるみたいに。早速私は、お気に入りのミニドレスに着替えて応戦する。コーディネートの主役はもちろん!きらきらに仕上げた小麦肌。
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