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23 December 2022
Awich in PRADA vol.1 永遠の輝きを放つ、初のファインジュエリー
〈プラダ〉から、認証済みリサイクルゴールドのみを使用したファインジュエリー・コレクション「エターナル ゴールド」がデビュー。タイムレスな魅力を持つジュエリーを耳元にまとうのは、2022年最も輝いたヒップホップ界のクイーン、Awich。ゴールドやプラチナの色合いに着想を得たホリデーコレクションに身を包み、YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」で歌唱に挑んだ。“ファースト”づくしのコラボレーションを記念して、ginzamag.comでは撮り下ろしカットと、収録直後に行った単独インタビューをお届け。
- ——THE FIRST TAKEに出ることが決まった時はどんな気持ちになりましたか?
- ずっと出たかったから、嬉しかったです。ラップのパフォーマンスというのは、激しく動きながら言葉をひたすら連打することもあれば、固定マイクを前に綺麗に歌い上げることもあるんですが、私は両方ともできる自信があった。THE FIRST TAKEという大きなプラットフォームに出ることで、「ラッパーってこんなこともできるんだ?」「これもラップなんだ?」と驚いてくれる人が生まれて、日本のラップリスナーが増えるんじゃないかと思っていたんです。でも、実際に挑戦してみたら緊張しました! 現場に来るまでは余裕を感じていたのですが、実際にあの真っ白で静かな空間でマイクの前に立つと、背筋が伸びるというか。
- ——披露する曲に「Remember」を選んだ理由は?
- この曲をリリースしたのは約5年半前なのですが、何年経っても色あせない曲だと思っています。アメリカで夫を亡くして日本に帰国して、精神的に落ち込んでいたところから立ち直って音楽活動を再開し、初めて大勢の人が私の曲を歌ってくれるという経験をもたらしてくれた曲なんです。一緒に歌っているKEIJUは、すごく頼もしい存在。誰にも知られていない当時の私に対して「みんなAwichのことを好きになってくれるはずだから、絶対に世に出るべきだ」と言って、自信を与えてくれた。そして実際にこの曲はリリースされた後、どこのクラブでもかかるようになったし、私がステージに登場すると大きな歓声が上がって。そういう経験も初めてでした。KEIJUは未だに私のライブに駆けつけて、この曲を一緒に歌ってくれるんです。
- ——「Remember」をリリースした当時から、ご自身が一番変わった部分は?
- 覚悟ができました。5年前は「いけるのかな、いけないかな」という不安がありましたが、今は「絶対にいけるし、いくしかない」と思っています。
- ——スペシャルな挑戦の舞台で着用したのは、トライアングル型のメタルが連なる〈プラダ〉のホリデールック。いかがでしたか?
- メタルに光が反射して、動く度にキラキラと光るところが綺麗! 私はシャイニーなアイテムが好きなんだと改めて実感した、お気に入りのルックです。普段はミニ丈か、ロングでもピタッとしたフォルムの衣装が多いので、ひざ丈は新鮮でした。よく着用するボディコンシャスな服に比べるとリラックスしたフォルムなので、姿勢を意識して歌いました。
- ——〈プラダ〉のファインジュエリーコレクションから、ピアスもつけていただきました。認証済みリサイクルゴールドのみを使用し、トレーサビリティも追求した、サステナブルな側面を併せ持つ「エターナル ゴールド」コレクションのピースです。
- まず、ゴールドが好きなので気分が上がりました。ラグジュアリーブランドでリサイクルゴールドを100%使用したのは、このコレクションが初めてと先ほど聞きました。私はストーリーがあるアイテムが好きなので、嬉しかったです。環境や人間以外の生物を尊重する動きと、地球上で人間が楽しむファッションやカルチャーが両立したクリエイションを見ると、心が動かされます。地球のことを考えて資源を使用するのをできるだけ抑えようという意識は既に広まっていて、これからどんどん当たり前になっていくと思うんです。
- ——2022年はどんな年でしたか?
- 本当にたくさんの挑戦をしましたが、どれも楽しめました。後悔はない。ただ、すべてのことをパーフェクトに行えたかというと、そうではないと思うんです。でも、全ての経験から学ぶことを意識していたので、次に繋げられたはず。失敗というのはネガティブなものではないし、何事もやってみないとわからない。やれることをすべてやったことが、今の幸せのもとになっているんだということに気付けた一年でした。
PROFILE
Awich
1986年、沖縄県生まれ。14歳で沖縄産ヒップホップのコンピアルバムに参加。2006年にデビュー、同時期にアトランタに渡る。07年に1stアルバムをリリース、翌年アメリカ人の男性と結婚し長女を出産。2022年は初の武道館公演を成功させたほか、数々のアワードを受賞するなど注目を集める一年となった。
- Awich ドレス¥2,365,000、タンクトップ¥134,200、ピアス¥913,000*以上予定価格(以上プラダ|プラダ クライアントサービス)
KEIJU ブルゾン¥385,000、デニムパンツ¥149,600*共に予定価格(共にプラダ|プラダ クライアントサービス)
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- GINZA 2023年1月号掲載
- Model: Awich Photo: Naoto Usami Styling: Masataka Hattori Hair: Yusuke Morioka (eight peace) Make-up: Nobuko Maekawa(Perle management) Edit: Itoi Kuriyama
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Awich in PRADA vol.2
最新コレクションをまとい、歌う
INFORMATION
問い合わせ
プラダ クライアントサービス Tel:0120-45-1913
Credit
Model: Awich, KEIJU
Photo: Kazuki Nagayama
Styling: Masataka Hattori(Awich), Haruna Aka(KEIJU)
Hair: Tomohiro Kogure
Make-up: Chihiro Yamada(Awich), Tomohiro Kogure(KEIJU)
Text(interview): Kaori Komatsu