〈ルイ・ヴィトン/LOUIS VUITTON〉のビューティライン「ラ・ボーテ ルイ・ヴィトン」から初めてのコレクションが発売。リップスティック、リップバーム、アイシャドウパレットが豊かな彩りを見せる。2025年8月25日(月)より公式オンラインにて先行販売され、8月29日(金)からは一部店舗に並ぶ。
「ラ・ボーテ ルイ・ヴィトン」が8月にデビュー。その全貌は?
55色のルージュなどが揃うコレクションと美の旅へ

1854年に旅を愛する人のためのトランクから始まった〈ルイ・ヴィトン〉の道のり。1920年代には美容製品を持ち運ぶバニティケースもデザインし、メゾンは常に実用性とエレガンスを追求してきた。そして2025年からは、ビューティ製品を通して新たな航路を開く。
「メイクアップは文化。それは力であり、存在感。そして、パーソナルなもの」。
「ラ・ボーテ ルイ・ヴィトン」のクリエイティブ・ディレクターを務めるパット・マクグラス(Pat McGrath)は、ローンチに際してこうコメント。20年以上〈ルイ・ヴィトン〉のショーを担当してきたメイクアップ・アーティストである彼女にとって、本コレクションが届けるのは製品を超えたストーリー。それは〈ルイ・ヴィトン〉の歴史であり、同時に、まだ見ぬビューティ表現を探る歩みでもある。
今回デビューするのは、リップスティック、リップバーム、そしてアイシャドウパレットの3種。パッケージには真鍮やアルミニウムが使われ、長く愛用されることを意識。そのデザインコードは、旅行トランクの金具にオマージュを捧げてもいる。
コレクションのなかでも、リップスティックは55シェードという圧倒的な色揃え。ブランド名の頭文字「LV」がローマ数字で「55」を意味することにちなんだという。多彩なラインナップはサテンとマットの2つの質感で構成され、濃密な発色の奥には芳醇な香りも配合。メゾンがフレグランス領域で打ち立ててきたレガシーを引用して、ミモザ、ジャスミン、ローズが絡み合う調香を忍ばせた。
たった一塗りで自分を表現するツールとなる「LV ルージュ」。そのリップメイクの軸を、3つのスターシェードが伝える。
「LV バーム」が見せるのは、色とりどりのシアーな輝き。軽やかな色づきは重ね塗りしても楽しく、あらゆる気分やシチュエーションに寄り添う。エフォートレスな艶とともに、ミントとラズベリーの香りも唇に乗る。全10色のラインナップのうち、3つのカラーがシグネチャーとして存在感を放つ。
そしてアイシャドウパレット「LV オンブル」は、4つの色みが表情豊かな目元を演出。8種のパレットはすべて、普段使いしやすい3色とひねりの効いた1色を組み合わせている。大胆で変幻自在なルックを叶える。そのエスプリを、とくに次の3つのコンパクトが体現。
さらに、新たなバニティケースやリップケースといったアクセサリーもつくられた。製品を持ち歩くこと、つまり“美と共に旅をする”ことが、メゾンのストーリーの核にあるからだ。これらのスモールレザーグッズは、匠の技を感じさせながらメイクアップという儀式の支度を整えてもくれる。
職人技によって丁寧に作り上げられた新アイテムそれぞれに、伝統と現代のエッセンス両方が息づいている。たとえば茶を飲む行為が茶道という芸術になるように、メイクアップも一つのセレモニーであり、アートとなる。「ラ・ボーテ ルイ・ヴィトン」を身につけるとき、それは新たな自己表現の幕を開ける儀式となるだろう。
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【問い合わせ】
Tel_0120-00-1854(ルイ・ヴィトン クライアントサービス)
発売日_2025年8月25日(金)
*公式サイトにて先行発売。
*8月29日(月)より、「ルイ・ヴィトン表参道店」、「ルイ・ヴィトン銀座並木通り店」、「ルイ・ヴィトン阪急梅田店2F」にて販売。
Text_Motoko KUROKI
















