💅🏽BEAUTY

秋の実り　衣装井伊百合子／化粧 UDA

装いと粧いで季節を描く連載「Canvas」vol.02

05 Oct 2025

“仄かな光と熟した果実が盛られた皿”。そんなインスピレーションからスタートした今回。「冒頭でプラムを連想する深いボルドーカラーのルックが続く、〈マックスマーラ〉のコレクションがとても印象的でした」（井伊さん）。身体のラインに沿うリブカシミアのボディスーツ。ウエストをベルトで二重にマークしてメリハリを。ボディスーツ ¥116,000＊参考価格、ベルト ¥79,200（共にマックスマーラ | マックスマーラジャパン）

艶やかに輝くシルクサテンの鮮烈な赤をあどけない表情で。「“肌を整えて、赤いリップを引く”という化粧の王道に回帰してみるのも面白いと思っていたところに、井伊さんが話す秋の気分が重なりました」（UDAさん）。こちらは、素の状態をさり気なく美しくヴァージョンアップ。唇の色ムラを埋めるように繊細に縦にリップを入れている。ジャケット ¥319,000、スカート ¥170,500（共にフェラガモ | フェラガモ・ジャパン）

小花柄のジャカードと重厚なベロアを、レースの切り替えが大胆につなぐドレス。「スカートの質感とリンクする、こっくりヴィヴィッドな発色の赤を唇に。ジューシーで甘酸っぱい季節の気配を薫らせて」（UDAさん）。リップには〈M･A･C〉の〈ロックドキスインクリップカラー〉のルビートゥルーを使用。キャミソールドレス ¥70,400（マメクロゴウチ | マメクロゴウチオンラインストア）

肌あたりが優しいリサイクルポリエステル100%のボディスーツ。ぴったりとフィットし、ボディラインを彫刻のように際立たせる。「とてもフォトジェニックで、存在感を放つ服」（井伊さん）。「思いがけず果実の汁で染まってしまったかのような遊びを指先に」（UDAさん）。既成のマニキュアを薄めてつくった桜貝色をポンポンとラフに重ね、上からマットコートを。ボディスーツ ¥71,500（イッセイミヤケ）

ミラノリブで仕立てられた、柔らかなハリ感と軽やかさが魅力のエプロンドレス。緩やかなカーブを描くサイドパネルのアウトラインや、ショルダーストラップの赤いラインにハッとする。「自然からの恵みのような有機的で流れる優雅なフォルムにも惹かれます」（井伊さん）。ウエストの背面には、編み続きのリブが施され快適な着心地も実現。ドレス ¥71,500（シーエフシーエル）

落ち感が滑らかなレーヨン×ウールの大判ストールに包まれて。ちらりと覗く葡萄色のリップは、〈エルメス〉のリップペンシル〈トレドゥエルメスクレヨンレーヴル〉のプープル・フィグで。「肌をミニマルに整え、抜け感を。輪郭も曖昧に、唇全体がうっすら色でにじんだような印象に仕上げるとモード感がアップします」（UDAさん）。ストール ¥270,600（トッズ | トッズ・ジャパン）

Photo_Katsuhide Morimoto　Styling_Yuriko E　Hair_Yu Nagatomo (Home Agency)　Make-up_UDA (mekashi project)　Model_Ziqi　Text_Kanako Uchida　Cooperation_Japan Lutheran College

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