ロンドンに留学中のtamanaramenによる短期連載がスタート。彼女たちならではの目線で、ロンドンの街や人の面白さを記録します。第一回目は2人が気になっていた近所のクラブについて。
tamanaramen’s London Dump vol.1
近所の小箱探検

はじめまして!tamanaramenのPikamです。tamanaramenという名前でオーディオビジュアルユニットをしています。姉のHanaが映像、妹の私が音楽を担当し、主にライブパフォーマンスやDJとして活動しています。
tamanaramenは姉妹バンドのような共同体。赤髪が姉のHanaで、オレンジ髪が妹のpikamなのだ。音と映像で、まだ見たことのない新しい景色を作っていきたいと日々奮闘している。 we are the most talented sisters from tokyo!なのである。
去年の春にロンドンに引っ越してきてからというもの、日本に住んでいた時には考えられないカルチャーショックや、びっくりすること、新しい発見や心が踊る瞬間に遭遇することがとても多い。あれ?これは記録に残したらもしかしたら面白いかも?と思いついたのでシェアしていくよ。
今回は家の近所に素敵なベニューを見つけたので、その話をしてみたいなと思う!サウスロンドンはBrixton(ビクトリアラインの南エリア最終駅)にある「Spanners」というナイトクラブ。以前からサウスロンドン出身のシティガールの友人におすすめされていたので足を運んでみた。
Brixton駅から徒歩約15分。バーのような雰囲気のドアの前に3人ほどおしゃれな男の子たちがタバコを吸いながら談笑していた。格好がなんだか仲間な感じがする…ここに違いない。姉が行きたがっているクラブ「Spanners」とやらは…!
中へ進んでいるとハロウィンメイクのような、ピエロのようなメイクをした男性にエントランス料金を払った。(なぜか10ポンドか13ポンドを選べた)
正直、箱の規模からしてもあまり期待はしていなかった。しかし、オーディオビジュアルのパフォーマンスがあるということだったので、姉は絶対に行きたいと譲らなかった。勉強をする姿勢、大事。(フライト直後であるのにも関わらず私も姉もすこぶる元気だったのは、今思うと時差ボケだ!)外から想像したよりも、パーティーははるかに盛り上がっていた。猫のミームにプロンプトを一生懸命打ち込んでいて不思議なリズムだけどかっこいい、エクスペリメンタルミュージックのような、ダンスミュージックが流れている。
行ったこの日は木曜という平日で、賑やかな場所にあるわけでもない、小さな小洒落たクラブであるのに、人々は熱狂し、踊り狂っていた。
Text&Photo_tamanaramen Edit_Tomoe Miyake