昭和の喫茶店を紹介しつつ、その店をイメージして聴きたくなる80年代の名曲を80s好きライターの水原空気がレコメンド。Vol.21はコーヒーにこだわりありの「珈琲専門店 カフェムジカ」ヘ。デザートメニューも豊富なので、カラフルなパフェや夏季限定のかき氷でポップな「涼」を取り入れて!! 前回訪れたのは鶴見「山百合」。
80年代好きライターの純喫茶巡り Vol.21
トロピカルな夏を青物横丁「カフェムジカ」で迎える!
青物横丁「珈琲専門店 カフェムジカ」
「カフェムジカ」のメニューには涼し気なデザートがズラリ。なかでも果実たっぷりで豪華なフルーツパフェは必食。さらに夏限定で「フレッシュクープ」という名のおしゃれかき氷も登場。これがまた、昔懐かしいかき氷ともひと味違う、トロピカルで新鮮な味わい。ドリアやグラタンなどの王道喫茶店フードの他、ウィスキーを使ったアイリッシュ・コーヒーや、卵黄とラム酒をシェイクしたオーストラリア・コーヒーなど「バリエーション・コーヒー」も多数あるので、ぜひ試してみて。
青物横丁駅という名前の由来は大昔にここで農作物の市場が開かれていたから。けれど「カフェムジカ」が開業した1980年当時はお店もまばらだったそう。現在はカフェやレストランも増えて、旧東海道沿いの散策も人気。珈琲専門店と銘打つ喫茶店は多いけれど、こんなにコーヒーのバリエーションが豊富な店も少ないので、小さな旅気分で訪れてみる価値ありです。
テーブルにはコーヒー豆の産地を記した世界地図が。いわゆる「コーヒーベルト」と呼ばれる、温暖で雨量も豊富な北緯25度〜南緯25度のエリアが記されている。そんな豆知識もコーヒーを待つ間に調べてみたくなるから楽しい。
photo&text:Kuuki Mizuhara